「どう、見て」
声の方を見ると、水色の衣装を着た彼女がいた。スカートの裾を持ち上げるサマは、さすがだと思った。惜しまれるのは、彼女の胸の薄いことか。谷間が見えてもおかしくない衣装だが、平らなものしか見当たらない。
冗談めかしてそのことを指摘すると、カメラ小僧からはあまり人気がないとのこと。やはりカメラ小僧に人気なのは、メリハリボディーのレイヤーさんだということか。
「いやぁ、ほんと、かわいいよ」
見違えたとも言いそうになったので、この感想に嘘偽りはない。
彼女は「うれしい!」と、とびきりの笑顔を見せると、オレの右横に座り、手を肩に回し、頭をオレの胸に置いた。ものすごい状況だが、理性が必死に衝動を抑えていた。
「興奮してるよねぇ」とアソコを手のひらでサワサワされた。もう否定できない状態。もとより、下半身の興奮を制御できるような、上質な理性は持ち合わせていない。
「もう一回、脱いでほしい?」
返事する間もなく、彼女はコスプレ衣装を自ら脱いでいく。パンティーだけを身につけた彼女が、再び現れた。しかも今度はこちらを向いている。胸が残念だと言ったが、前言撤回。小ぶりながらもいい形をしていた。
こちらもパンイチになるや、2人でベッドに倒れ込む。キスを求めたのはオレだったのか、それとも彼女だったのか。ただキステクは、こちらが勝っていたのは確かだ。
次は胸を攻める。大きくはないので乳房をもてあそぶというわけにはいかない。こういうときは、乳首ペロペロがオレ流だ。ペロペロに合わせて身体をよじる姿は、経験の浅い証拠と見た。
彼女の足は閉じられていなかったので、パンティーの上から、アソコをまさぐるのは容易だった。「じっとり」という言葉が適切だろうか。すでに、そのような状態になっていて驚いた。
「汚れちゃうから、取るよ」
パンティーに手をかける。彼女は腰を浮かせ、オレの作業を手助けした。確認しなくてもよかったみたいだ。
ヘアはこぎれいに手入れされていた。水着のようなコスプレ衣装も着るからだろう。ビラビラのはみ出しが少ない。オレは右手で、さすり、押し当て、指を回したりと刺激を与える。
「ぅん、ん、ん」
かすかな声だが聞き逃さない。いい反応だ。
「痛かったら、言ってね」
優しい男性を装いながら、中指を侵入させた。中はややキツめの印象。内壁をこすったり、入り口を中指の関節で刺激したりすると、潤いが増すのがわかった。
オレはベッドから降り、彼女の両足の間を見る。メスの匂い。アソコを広げ、舌で舐め上げる。舌を固くして挿入し、鼻先でクリを刺激する。
「あ、そ、それ…」
「うん、これがどうしたの?」
「いいです。うん…」
ご要望とあらば、さらに続けよう。鼻と舌に加えて手も使い、しっかりと、かつ丁寧に献身した。
下の口へのあいさつの後、オレもパンツを脱ぎ、もう一度ベッドに戻った。
さすがにナマで、独身女性と交わるのは、まずいよな。生身同士で抱き合いながらも、そう戸惑うオレがいた。
下半身は暴発しそうなのだが、理性は崩壊していなかったので、オレは逡巡していた。ところが、彼女の提案があっさりとこの難題を解決した。