いま、東京のあの区、あの街、あの駅周辺には、どんな風俗があるのか、はたまたなくなってしまったのか…。それを探索するコーナー。今回は品川区を探索してみた。
東京南部最大のピンクタウン
「品川区」にどんなイメージをお持ちだろうか。「ビジネス街」や「水族館」というイメージの他に、御殿山や島津山などの「高級住宅街」があるだろう。そんな山の手の街の風俗はどこにあるのか？
まずは品川区の位置情報から。品川区は東京23区の南側。品川埠頭や大井埠頭を有する臨海副都心であり、港区、渋谷区、世田谷区と接する住宅街でもある。ちなみに、品川駅の所在地は港区高輪となる。
まず向かったのは、品川区最南端の駅である大森海岸駅。現在は高級マンションが並ぶ大森海岸には、かつてソープランドの前身である「トルコ風呂」があった。昭和42年に南大井3丁目にできた『トルコ歌麿』がそれだ。当時としてはかなりの高級店だったためか、お忍びでアラン・ドロンやショーン・コネリーが来たとか言われているが、真偽のほどは…。
大森海岸にはもう一軒トルコ風呂があったが、それが『トルコ歌麿』からすぐのところにあった『大森海岸』。どちらも現在はマンションに建て替わってしまっている。同じ地域に2軒の風俗店？と思って調べてみたら、かつてこの一帯は「大井三業地」と呼ばれる花街で、芸妓の置屋も複数あったようだ。そして、現在も営業している置屋が残っている。