2017年にデビューして以降、抜群のスタイルと卓越したテクニックで世の男性をトリコにする美谷朱里。数多くの作品に出演することから「キカタンモンスター」の異名をとる彼女だが、つい先日、「本中」と「ダスッ!」のW専属となったことを発表してAVファンを驚かせた。
いよいよ「第二章」に突入した美谷朱里は、大のAV好きでも知られており、今でも新作が出ればこまめにチェックするという。当連載では、圧倒的出演本数を持つ彼女にお気に入りのAVを紹介してもらう。キカタンモンスターからW専属女優となった稀代のAV女優はどんな風にAVを楽しんでいるのか。ファンタジーながらも真実を垣間見せるAVの世界へ誘ってもらおう。
こんばんは、美谷朱里です。今回は私が出演した作品を紹介させていただきます。タイトルは『彼氏と別れて地元へ帰省した同級生が恋人のいる僕と時を忘れて 何度も中出ししたあの青春の記録―。 美谷朱里』。今まで何百という作品に出演させていただきましたが、その中で2019年ぶっちぎり1位の作品です。
この作品は、高校時代に仲良かった男女が成人式後の同窓会の夜にセックスをしてしまいます。そして1年後、彼のことが忘れられなくなった女の子が地元に戻って想いを伝える…という物語です。
一般的なAV作品は、セックスが2~3回あって、それプラスオナニーなどのエロコーナーを含んで2時間くらいの作品になります。しかしこの作品は3時間という長時間にも関わらず、セックスは2回しか行われていません。同窓会でのセックスと、地元に戻ってデートした後のセックスの2回だけ。セックス以外は全て男女のデートシーンなのです。
そのデートのお相手役をやってくださったのがエロメンの向理来さん。芝居も上手くて、女子のツボを抑えるのも上手。見た目は2次元に出てきそうな甘いマスクで、恋愛ゲームに出てくるような言葉が自然にポンポン出てくる。「エロメンの方はただ顔が良いだけ」という先入観があったのですが、向さんはとんでもない化け物でした。
そして、監督は真咲南朋さん。撮影前には真咲さんから、
「あかりん、好きになって!」
「本気で好きになって!」
と言われました。どれくらい相手のことを純粋に思えるかが大事な作品。それができないと良い作品ができないという中で、この日は互いに恋することができた奇跡的な作品なんです。
物語は成人式後のセックスシーンから始まります。恋愛に発展しなかった2人が、酔った勢いでやってしまう。相性いいね、などと言いながらラブラブなセックスをします。その時、私には彼氏がいました。
その日が忘れられず、1年後、私は彼氏と別れ、向くんに会いに地元の山梨に帰ります。そして私たちは山中湖でデートをするのです。
サイクリングしたり、ボートに乗ったり、ほうとうを食べたり。デート中には手を繋いだり、キスもしたりします。そして夜は、温泉旅館に一緒に泊まるのです。