最初に見せてくれた笑顔は本物だった。会話の最中も彼女の愛嬌の良さがひしひしと伝わってくる。
整った綺麗系の顔との落差があって、いつも以上にドキドキしてしまった。
——オープンしてまだそんなに日が経ってないけど、リピートしてくれるお客さんもできたかな?
りの:はい。嬉しいことにそういうお客様もいらっしゃいます。
——そういうお客さんたちって、りのチャンのどこにハマってるのかな?
りの:よく言っていただけるのは、会話が楽しいとか癒されるとかですね。
——エっ? 見た目の良さは褒められたりしないの?
りの:た、たまにあるくらいです。でも内面のほうを褒められるのが嬉しいんです。
——なるほどね。外見を褒められるのは慣れっこってことかな?
りの:な、ないです、ないです!
——いやいやあるって! 少なくとも俺はりのチャンの顔、大好きだよ。
りの:あ、ありがとうございます。
——接客の時はどんな事を心がけてるのかな?
りの:お客様の事を大好きになることです♪
——え? それって演技ってことだよね?
りの:いいえ。心の底からそう思うようにしています。そのほうがイチャイチャしていて私も楽しいので…。
——自分も楽しむため? それじゃあ、りのチャンはエッチな事が大好きなんだね?
りの:は、はい。どうせなら私も気持ち良くなりたいですから…。
——ってことは、お客さんとのプレイ中にイッちゃうこともあるの?
りの:はい。このお仕事を始めてから、潮をふくことも覚えちゃいました♪
——そ、そうなんだ!! 具体的にはどうやって攻められると潮をふきやすいのかな?
りの:私の事を恋人だと思って、優しくゆっくり愛撫されるとイキやすいです。
——それはクンニ? それとも手マン?
りの:両方ですね。ラブラブな気持ちが高まっていると、さらにイキやすいかもしれません。
——ほほぅ。それじゃあ攻め好きな人にはたまらないんだろうね。
りの:そうかもしれません。でも、攻めるプレイも大好きなんです。
——具体的にはどんなプレイが得意なのかな?
りの:フェラチオですね。イチャイチャの延長で、愛情込めて舐めるようにしてます。
——そ、それは素晴らしい! 案外男ってのはそういうのに敏感だからね。お仕事風じゃなくって恋人っぽく舐められるのが好きって人がほとんどだと思うよ。
りの:そう言ってもらえて嬉しいです。
自分も楽しむために恋人のような雰囲気作りを心がけているというりのチャン。筆者のように惚れっぽい男性客が彼女にハマってしまうのは当然だろう。
ただ射精するのではなく、疑似恋人感覚を楽しみながらザーメンをぶっ放したほうが気持ちいいのに決まっているからだ。
——りのチャンの好きなタイプを教えてくれる?
りの:やっぱり年上で、色々と余裕のある人がいいですね。見た目はあまり気にしませんが、面白い人も大好きです。
——面白い人? 芸能人でいうとどんな感じなのかな?
りの:お笑いトリオのジェラードンって分かりますか?
——うん。分かるけど、あの中の誰が好きなの?
りの:よくコントの中で女装とかしている人なんですけど…。
——ええッ? それって“かみちぃ”のことだよね? あのキモキャラが好きなの?
りの:はい。
——それは変わってるなぁ。本当に見た目にはこだわらないんだね。
りの:はい。ジェラードンの「握手会」というネタを見て一目惚れしちゃったんです。
——あぁ、あのネタかぁ。分かる、分かる。アレは爆笑もんだよね。
りの:え? 知ってるんですか?