「所変われば品変わる」とはアダルトグッズも同じ。生活文化によって夜の性活で活躍するアイテムも変わるものだ。
たとえば同じバイブレーターでも、欧米ではディルド型が人気だが、ここ日本ではカプセルタイプが主流。そう、日本は世界でも珍しいローター大国なのだ。
なぜ日本人はローターが好きなのか?という考察はさておき、AVでも頻繁に見かけることもあって、アダルトグッズの入門アイテムといった感じのローター。手ごろな価格やシンプルさも、おもちゃビギナーにとって手に取りやすい要因なのだろう。
広く一般に知られるアイテムだけに不変的な印象もあるが、最近、「画期的」「新しい」「こういうのを待っていた」と話題のローターがある。それは、先日発売されたばかりの『A-touch(エータッチ)』だ。
老舗アダルトグッズメーカー・A-ONEの『A-touch』は、ケーブル不要のUSB式ダイレクト充電ローター。バッテリー内蔵のコントローラーと本体のローターをつなげれば、電池では体感できない超強力な振動を味わえる最新アイテムだ!
とはいえ、USB充電式のアイテムなど世の中にはごまんとある気もするが…。『A-touch』の何がオモチャユーザーの心をつかんだのか気になった記者は、A-ONEの広報A氏にうかがってきた!
――最新ローター『A-touch』が話題を呼んでいるようですね。
広報A氏(以下、A氏):おかげさまでご好評いただいております。初動がかなり良く、ユーザーの皆様もこういうアイテムを待っていのではないかと思います。
――「こういうアイテム」というのは?
A氏:USBの充電式ということです。
――これまでUSB充電式のローターってなかったんですか?
A氏:これが不思議なくらいにほとんどなかったんです。いまだにローターといえば電池式がメインになっています。
――そうなんですね!
A氏:それこそ欧米では何年も前からUSB充電式が主流ですが、日本ではなぜか電池が多くて…。
――確かにローターというと電池のイメージがあります。ネットを見ると、「ローターにはアルカリ電池がいいのかマンガン電池がいいのか」なんて書き込みもありますし。
A氏:電池の場合、どうしても残量が少なくなると弱くなりますし、いずれ買い替える必要があるので経済的ではありません。もちろん、充電池という方法もありますが、それはそれで購入しないといけない。
――その点、USB充電式なら何度でも復活できますね。
A氏:はい。その手軽さを備えたことで、この『A-touch』がローターユーザーに受けているのかなと。
――でも、USB充電式ということで、普通の電池式ローターよりお高いとか?
A氏:いえいえ。そんなこともないんです。これまでだったら、同じ性能でも充電式と電池式は倍くらいの開きがありましたが、この『A-touch』は電池式とほぼ変わりません。ちょっと性能の良い電池式ローターと同じくらいですよ。
――お値段的には約2000円と、確かに充電式だからといってべらぼうに高いワケではないんですね。
A氏:そうなんです。そういった価格帯もユーザー様に受け入れられている要因かもしれません。