人妻は長襦袢を着ており、ひざまづいて迎えてくれる。1人でシャワーを浴び、例の紙パンツも履かずに腰タオルでベッドに戻る。そして背中と肩、腰のオイルマッサージが始まった。
オイルをまぶした手で撫でるようなマッサージはグレーなエステではおなじみ。だが、『つくばねの唄』が始まったのは仰向けになってからだった。
「さわってもいいですか?」
色白丸顔の人妻はそう言った。それまで、肩から足の裏まで撫で回していたにも関わらずだ。
(え?)
口からそう出そうになった瞬間、無防備な股間に何かが触れた。
(あ、そういうことか)
触れたのは人妻の指先だった。それならば全然問題ない。そして、人妻は聞いてもいないのにさらに続けたのだ。
「私も脱いだ方がいいですか? 私、胸小さいから、ホラ…」
人妻はすでに襦袢を脱ぎ、黒いブラの胸を見せている。さらに、自らそのブラも取ると、
「乳首とか舐めた方がいいですか?」
エステでそんなことまでしてくれるなら、こんなにありがたいことはない。
「あ、お願いし…」
全部言い切る間もなく、人妻は筆者の上半身に覆い被さり、乳首舐めをしてくる。尖らせた舌の先端で乳首を転がすという専門的な技ではなく、乳輪と乳首を単純に舐めるだけ。が、人妻の白い肌は滑らかで、撫でるだけで気持ちいい。
「優しく触られるとくすぐったい…。もっと強くしてください」
(これって、抱きしめてくれってことだよな)
そう思い抱きしめると、またしても人妻は聞いてきた。
「私も全部脱いだ方がいいですか?」
「そうだね」
しかし人妻は、その返事を聞く前に、すでに黒いパンティーに手をかけていたのだった。
互いに全裸となったエステの小部屋の2人。このままどこまでシテ(やらせて)くれるんだろうという興味で筆者の頭はいっぱいだ。
「なめてもいいですか?」
(乳首ならさっき舐めただろ…)
そう思ったら人妻は、ビン勃ちした筆者の股間に顔を埋めてきたのだ。