1998年から2018年7月まで、20年間にわたり編集者としてエロ本に携わってきたという川田拓也氏(49歳)。ハードでエグいマニア誌から始まり、引退までの13年はコンビニ系のアダルト誌を編集。趣味と実益を兼ね「ハメ撮り写真は極力自分で撮る」が信条だったとか。
そんな氏がエロ本編集者人生を振り返り、今思うのは「風俗嬢よりAV女優より、いろんな意味で本当にエグいのは素人女性!」だということだそうで…。川田氏が、足かけ20年でハメ撮った720人以上の女性の中から、今でも忘れられないブッ飛び素人モデルとのエピソードを蔵出しする。
【ブッ飛び素人モデルFile 059】
47歳でAV女優に憧れる主婦/あずさ(47歳・主婦)
AVといえば、昔は買うかレンタルするか。オナニーするにしても、何かしらの手順が必要だったものです。それが今や、ひと抜きするくらいならネットに落ちてるタダの動画で充分ってな時代になってしまったものですから、そりゃAV業界の売り上げも右肩下がりになるわけだ、ってな話なんですが…。
逆に、そのタダの動画がきっかけでAV女優に憧れる素人も出てくるんですね。
3年ほど前の話になりますでしょうか。ある日、知り合いの女性ライターさんが、ひとりの主婦を紹介してくれると言ってきたんです。
「某雑誌でセックスレスの取材があってね。主婦に集まってもらって座談会したんですよ。そこに参加してくれた女性のうちのひとりが、AV女優になって男優さんとしてみたいんですって。で、色々と業界のこと教えてもらいたいらしいんだけど」
AV男優と言ってもピンキリですけどねぇ、なんて思いつつも、実際にお会いさせていただくことになったその女性が、あずささん。彼女、
「実はAVのモデル事務所に面接に行こうか迷ってたんです。でも、ダマされちゃうかもって思うとちょっと恐くて(笑)」
と言うんですね。で、女性ライターさんの紹介のエロ本編集者なら、安心して話が聞けそうだと思ったらしいんです。