「もし良かったら、またご一緒してもらえませんか？ たけしさんなら安心してレナを抱いてもらえそうです」
「私で良かったら、いつでもお声がけください」
横に座ったレナは放心状態で、田中の肩にもたれかかっていた。
「レナちゃん、大丈夫だった？」
「うん、ちょっとびっくりしたけど…気持ちよかった…」
その後、新しく入店してきたカップルからは声をかけられたが、私たちは激しく交わった直後だったので断った。夜も更け、ハプニングバーが賑やかになってきたのを見計らって、私たちは店を出た。
アルコールをそんなに飲んでいなかったのによろめいているレナを抱え、田中は新宿駅に向かっていった。またマンションに戻って、二人でセックスをするのかもしれなかった。
「それじゃあ、また」
私はレナを田中に託して帰路についた。
それから何度か、私はレナと田中に会ってセックスをした。その都度、
「たけしさんのセフレも連れてきて、一緒にセックスしたいです」
と田中にお願いをされている。
だが、こんな乱れた状況にセフレに愛想を尽かされるのではないかと心配で、まだ実現には至っていない。
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