その多くがマンションで営業しているので、看板も出ていない。ゆえに、妖しい雰囲気が漂うのだが、内容的には日本人の美女がそけい部(脚の付け根)を中心にマッサージしてくれる、ごく普通のマッサージ店だ。
たまに手の甲や指がサオやタマをかすめて行くが、もちろんわざとではない。第一、客はパンツを履いている…マイクロビキニのように小さな紙パンツを。
筆者が行ったのは、そんなワンルームタイプのマッサージ店と回春マッサージの店。前者は、ワンルームマンションで美女と二人きり、薄暗い雰囲気の中、肩、腰、そしてそけい部をマッサージしてもらった。エロいことは一切なく、お姉さんが美女だっただけに非常に残念だった。
後者は、ちょっときわどいが、男性の健康を維持するための回春マッサージの店。いわゆる、睾丸マッサージだ。睾丸を揉むことは、健康や男性機能を活発にするためにも重要なことで、タイでも「チャブクラサイ」と呼ばれて一般的なマッサージとされている。
しかし、この睾丸マッサージがもうね、めちゃめちゃ気持ちいいんですわ。いや、エロい気持ちを掻き立てる気持ち良さではなくて、痛苦しいというか、悶絶系の気持ち良さ。終わったあとは、体がぐったりスッキリという、男性にしかわからない賢者タイムが味わえる。
薄暗いマンションの一室で、ミニスカのナース服姿の女性と二人きり。仰向けに寝ると、全裸の腰にバスタオルをかけられ、横に座った女性がタオルの下で片タマずつ温かくて柔らかい手のひらで転がすように優しく揉みほぐしてくれるのだ。「天にも昇る気持ち良さ」とはこのことに違いない。
気持ちよすぎて、サオの方もビンビンなのだが、もちろん指一本触れてはくれない…原則になっている(笑)。計3回延長して聞き出したところによると、筆者についた女のコは、昼間はこのマッサージの仕事をしているが、夜はなんと、手コキデリのバイトをしているという!
じゃあ、そんなこともありなんじゃないの? と悶絶しながらお願いしたが、「ごめんなさいね」と言われてしまった。ただし、1回だけシュルッと1往復してくれた時は危なく発射してしまいそうだった(笑)。
最後は安キャバクラで一杯、とも思ったが、中野大勝軒で元祖つけ麺を味わって中野の街を後にした。
若者カルチャーの街・中野は、区を代表する大きな街だが、意外に風俗は少なかった。そもそも、中野区自体、風俗店が意外なほどに少ないことが今回の調査でわかった。
結局は、都心が近いだけに遊ぶ時は新宿や渋谷、もしくは高円寺あたりまで行くのだろう。でも、自分の街にはいつでも行けるメイドイメクラの優良店があることを、心の片隅に覚えておいてほしい。
【中野区で遊べる風俗データ】
店舗型ヘルス 1軒
デリヘル 約140軒
イメクラ 8軒
メンズエステ 約35軒
手コキ、オナクラ 5軒
(取材・文=松本雷太)
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