それから、連れ出しスナックの取材で行った長野県の諏訪では、1軒しかネタが見つからず、その穴埋めに入ったのが諏訪温泉のストリップ劇場でした。温泉ストリップにありがちな外国人専門ではなく、日本人の美人ダンサーさんも出演されていて、素敵なポラを撮ることができましたね。
ただし、温泉ストリップの中には、切符売りのおばちゃんが、ステージに上がって踊り始めるという、笑い話みたいなホントの話があるので要注意です。
某有名温泉街のポン引きおばちゃんと一緒に、一発屋に向ってトボトボ歩いている時、
「さっきあそこにあったストリップ劇場って、若い子いるの?」
そう聞いてみたら、
「行かん方がいいわ」
その一言で全てを理解できたのでした。
実際、友人が社員旅行でその温泉街に行き、酔った勢いでその劇場に入ったら、まさかの「切符売りのおばちゃん」が出てきたそうです(笑)。
また、北関東の某所にあるストリップ劇場に編集と漫画家さんと3人で入った時は、危うく最悪の事態を目にするところでした。
チケットを買って客席に入ったものの、場内には音楽も流れてなければ他に客もいない。その瞬間、背中にゾクゾクする寒気を感じたんですが、予想は的中しました。
我々3人が席に座ると、やおら音楽が流れ始め、登場したのはやたら化粧の濃いフィリピン人のバアちゃんダンサーでした。
オープンショー(おマタ全開)ではもっと見ろと「オイデオイデ」をするし、タッチショーでは並んで座った3人の手をとって、無理やりおっぱいを揉ませるんです。
手の平に張りのないタルンタルンのしなびた柔らかい肉を感じさせられながら、「これはなんの罰ゲームなのか」とうつむいていたところに、衝撃の場内アナウンスが流れたのでした。