ゆっくりと唇くっつけるふたり。そのキスはだんだんと深くなっていく。やがて、キスだけではとまらなくなり…。
「先生のこと、裏切ることになるよ…」
そう言ってようこが制するが、ゆかは衝動を抑えきれない。ようこも徐々にカラダを開いてく。気づけば、ふたりは激しく愛し合っているのだった。
その日から学校でも愛し合うようになったふたり。先生から着信があっても、ゆかはそれを無視する。ゆかとようこは、「愛してるよ」と何度も求め合った。
そんなある日、ようこが家に帰ると玄関の前に森下先生が。先生は「話がある」と、ゆかと愛し合ったホテルにようこを連れて行く。天気はあの日と同じ、雨…。
「あなたは本当に彼女(ゆか)のことを愛しているの?」
そう厳しい口調で問う先生。一転して先生は、「目を見ればわかるのよ」と優しく微笑みながらようこに近づく。そして、
「3年2組工藤ようこ、生意気なコね…。嫌いじゃないわ」
と、ようこを見つめるのだった――。