もうこの泥沼からは抜け出せない…レズビアンの狂気を描いた『ネコとタチ』

 ダメだとわかっていながらも、衝動を抑えきれないことはよくある。それは恋愛も同じことだろう。だから浮気や不倫はなくならない。

 女性同士の恋愛も同じ。相手を想う気持ちや止められない欲求は、女たちを狂わせる。

 FAプロの最新作『ネコとタチ レズビアン地獄道』では、そんな狂おしい運命に惑わされた女たちが描かれる。

FAプロ『ネコとタチ レズビアン地獄道』より

 

第一部 レズ残酷物語 教師と教え子たち

 いつからか、赤石ゆかは女教師の森下先生と結ばれていた。ゆかの親友である工藤ようこは、それに気づいているが…。

 

FAプロ『ネコとタチ レズビアン地獄道』より

 

 雨の降る放課後。

 ゆかとようこが公園を歩いていると、そこに森下先生が現れる。そして、


「赤石さん、文化祭のことで話があるの」


 と、ゆかを連れて行こうとする。そんな森下先生にようこは反発した。

 すると森下先生は、ようこに近づきこう告げる。


「3年2組工藤ようこ。生意気なコね」


 森下先生とゆかは、ようこを残して歩き出す。ふたりが向かった先は古びたラブホテル。部屋に入るなり、ゆかは何も言わずに服を脱ぎ始めた。

 先生がゆっくり近づき、髪をなでてゆかを見つめ、


「淫らなコね」


 と妖しく微笑む。ゆかは、


「私をこんなにしたのは先生じゃないですか」


 と、妖しい笑みを返した。

 

FAプロ『ネコとタチ レズビアン地獄道』より

 

 静かに舌を絡ませあうふたりの口から唾液があふれ、乳房に落ちる。唾液で濡れた乳房をこすり合わせるふたり。生徒と教師は、そのまま激しく愛し合った…。

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