ドSな性奴隷イメクラ嬢のアツい想い

――人気者ということを自覚されてないということは、接客方法とかを教えてくれって言われても教えられないってことですかね。

RENA:それが変わっててですね 、うちの店、女の子全員でこんなお客さん来たらどうするみたいなこと話し合ったりするんですよ。

――待合室とかで?

RENA:そうですそうです。「こういうお客さんがいたんだよね」「じゃあこうしてみたら」とかって、みんなで話し合い(笑)。だから自分だけのものにしようっていう感覚がないんです。

――ほほー。

RENA:けっこうみんな、その日のプレイをメモしてることが多いので、「こんなシチュエーションで、こんな反応したらウケた」みたいな。お客さんもその女の子っていうより、お店についてることが多いので。あと、店長が好きなお客さん多いですね(笑)。神対応な電話といいキャラなので(笑)。

――あの超丁寧な電話対応はびっくりでした。何から何まで初めてのお店って感じですけど、やっぱり、他の店で満足できずに来る客さんが多いんですか?

RENA:そうですね。普通のイメクラなら軽いイメージプレイはできるんでしょうけど、ここまでセリフを言い合って、戦って、お客さんが軽く「ポーン」とかやったら、女のコがベッドに吹っ飛んだり、光線銃とかおもちゃで演じきると、お客さんも本物の悪の組織やヒーローになった気分になれるんだと思います。

――最後に、RENAさんがやりがいを感じる瞬間っていうのはどういう時でしょう?

RENA:やりがい…。

(横から別の女の子が) 抜けた時! 

RENA:それ間違いなくある! 抜けなかった時の絶望感。あと衣装着て現れた時、「フフッ」って鼻で笑われた瞬間の絶望感も(爆笑)。やりがいは、そうですね、抜くことが大前提なので、抜けなかった時はめちゃめちゃ焦ります。気持ちよく楽しんで帰っていただくことが一番なので、「 楽しかったよ」って言われたら一番嬉しいですね…。マジメか(笑)。

――それが一番の答えだと思います。

RENA:そうですよね。お客さんがなりきってくれると、こっちもテンション盛り上がって楽しくなるので。相乗効果じゃないですけどね。

――相乗効果で明るく楽しいヒロイン陵辱プレイができるってことですね。ありがとうございました。

※ ※ ※

 遊んでいるようでこんなにマジメ。見た目は強気だけど、中身はガラスのハートでヒロインを演じる…。どうやら五反田のスーパーヒロインの中には、2つの顔が同居しているようだ。その2つの顔が同時に満足できるのは、お客さんとの三位一体のショーが完成した時。子供の頃に感じたあのドキドキ感を、変態となった大人にもっと体験して欲しいと願うのは、筆者も変態のひとりだからだろうか…。


〈取材・撮影=松本雷太〉

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