最初は敬語だったが、バンドの話やプライベートの話をしているうちに、いつの間にかタメ語で話すくらい仲良くなっていた俺たち。酒もけっこう飲み、俺はそんなに酔っていなかったが、気づけば彼女の顔は真っ赤だった。
店を出ると、彼女が俺によっかかってきた。「もう1軒いく?」と聞いてみると、彼女は赤い顔で頷く。その顔がなんだか色っぽくて、
「それとも休憩する?」
と俺は踏み込んで聞いた。すると彼女は「う~ん」と考えてから、
「休憩がいいかな」
と答えた。
ラブホテルに入り、先にシャワー浴びるよう彼女にすすめる。だが、
「えー、せっかくだから一緒にお風呂入ろうよ」
と言われた。
俺はちょっと驚いたが、
「私がひとりで入ったら、俺君もひとりで入るでしょ? そうすると私はひとりで待つことになるじゃん。そんときヒマじゃん!」
と彼女がまくしたてる。俺は出会ったばかりの女の子と一緒に風呂に入ることになった。
彼女はスタイルが良く、特にくびれが最高だった。キレイめの雰囲気とは裏腹に、おへそと腰の間にタトゥーが入っていた。