「ピンクビラ」というのをご存じだろうか。平成の時代、歓楽街やラブホ周辺の電話ボックスや電柱などに夜毎大量に貼られていた、名刺大のデリバリー風俗の宣伝チラシのことだ。「ピンクチラシ」と呼ばれる場合もある。
この裏風俗のチラシは、以前このコラムの「仙台風俗」でも書いたが、テレビニュースで取り締まりの現場が報道されるほど話題になった。
「仙台風俗」の記事は↓↓↓
平成の時代、東北で夜が一番楽しかった街、それは仙台だった。 仕事で柄、全国の歓楽街に取材&遊びに行ったが、その中でも仙台取材は楽しい仕事だった。
ピンクビラの主戦場となったのは、もちろん歓楽街。しかし、ラブホテルがあれば成立する出張風俗なので、歓楽街でなくとも、ラブホが1軒ポツンと立つ田舎道の電柱などに貼られていることもあった。
チラシには、芸能人からAV女優、無名の美人モデルなど、男性の心と股間を活性化させる写真と電話番号だけが載っていた。
筆者も取材で数十回お世話になったが、もちろんチラシに載っているコが現れたことは一度もない。逆に「この店からはどんなコが来るんだろう?」という、ドキドキ感を楽しむ遊びとも思え、「三行広告風俗」とも共通点は多かった。