ストリップの灯がまた消えた…新宿の名物ヌード劇場『DX歌舞伎町』ラスト公演リポート

 2019年6月30日、新宿歌舞伎町のストリップ劇場『DX歌舞伎町』のラスト公演が行われた。創業して39年と4カ月、今年2月から40周年目に突入していた歌舞伎町の名物ヌード劇場の最後の1日を密着取材。その一部始終をリポートしていく。

 

 

 朝9時19分に劇場前に到着。すでに70人くらいの行列ができている。劇場へ向かう手前の交差点までズラリ。開場前からもうお祭りのようだ。行列の人達の顔から笑みがこぼれている。ストリップの常連客同士が和やかに会話を楽しんでいる。

 後ほど劇場内で観客から聞いたところによると、朝9時の時点ですでに60人が並んでいたとか。店員さんの話では、前日の夜から入口前に荷物を置いて並び順を確保していたという。

 

 

 9時53分、どんどん行列が伸びて80人ぐらいに。もう座れそうにない。満席確実だ。並んでいる人たちはみんな、スマホをいじっている。

 10時02分、TV局が取材に来ていて行列の先頭へ。最後の入口のシャッターが開く瞬間を撮影したくて待機している。行列の後ろから見ても、大きなマイクがよく目立っている。

 10時05分、行列が動き出す。入口の扉が開いたようだ。

 10時27分、場内に入ると、すでに満席。立ち見もかなりの人数で、ざっと30人くらい。

 10時35分、ロビーまでいっぱいに。ギュウギュウで入りきらないほど。どんどん人が増えて、開演前には100人弱くらいにまでなる。

 劇場内の壁には、7つの大きな垂れ幕が貼られている。


「踊り子最高!DXK」

「ストリップは不滅です!DXK」

「我らも盛り上げる!DXK」

「良い劇場だった!DX歌舞伎町」

「ありがとうDXK」

「ヌード世界一☆DXK」

「好きですDXK」


 まさに「特別公演」の舞台だ。

 

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