「わー。すごく綺麗なホテルですね」
「この辺のラブホは、わりと綺麗でお客様からも人気があるからね」
「お客様がよく利用されるんですか?」
「事務所から近いし、早く案内してほしい人にはここをオススメしてるよ」
部屋の中を見回しながら、そんな会話をするモカ。
それなりに男性経験はあると言っていたのは本当らしく、ラブホテルには慣れているようだった。
「私、男の人に連れて行ってもらったラブホって、どれもあんまり綺麗じゃなくって」
「へぇ、そうなんだ。最近はどこも綺麗だと思うんだけど」
「なんていうか、こういう都会の真ん中のホテルじゃなくて、ちょっと田舎っぽいところというか」
「確かに、個人でやっているようなラブホはあんまり綺麗じゃないかもね(笑)」
「そうなんです。これくらい綺麗なホテルだと、やっぱり気分もアガッてきますね…ふふっ」
そう呟いたモカは、こちらが指示する前に服を脱ぎ始めた。
「モカちゃん?」
「漫画とかドラマで見たことあります。講習って、本当にプレイするんですよね?」
「そうだけど、その、心の準備とか大丈夫?」
「優しいんですね。でも、大丈夫ですよ。私、えっちなこと好きなので」
下着姿になったモカは、私をベットに押し倒し、唇を重ねてきた。
「んっ…んちゅ…。ふふふ。店長さん、タバコの味がします」
「ごめんね。苦手だった?」
「いえ…むしろ男の人とキスしてるって感じがして、興奮しちゃうくらいです」
うっとり顔でこちらを見つめるモカ。
この表情にたまらなくなった私は、キスを続けながら自分の服を脱ぎ、モカの頭を胸元に寄せた。
次に何をすればいいのか察したモカは、乳首をチロチロと舐め始めた。