「いまいくつ?」
「彼女はいるの?」
「彼女とは普段どんなことをしているの?」
奥様の質問に丁寧に答える。私には彼女がいて、彼女とは映画を観に行くこと多い、と。
私の話を「ふーん」と聞く奥様は、なんだかつまらなそう。そこで私が彼女に同じような質問をした。すると、彼女の口からとんでもない言葉が…。
「夫とはセックスレスなの。だから夫とは何もしない(笑)」
刺激的な告白に私は戸惑った。それでも彼女はさらに過激な話をした。
「何年もセックスしてないから、どんな感じかもう忘れちゃった(笑)。そんなオバサンなの、私は。どう思う?」
「どう?」って言われても…。私はとっさに「いいと思います」と言っていた。そう言った後、何がいいのか、自分でもわからないと思った。
「いいの?」
「はい」
「そう。それは嬉しいわ…」
それからしばらく沈黙の時間が続いた。それを破ったのは、またしても奥様の刺激的な言葉だった。