続いて、台東区第二の風俗街といえば、やはり鶯谷だ。初めて鶯谷駅で降りた人は驚くだろう。駅の北口を降りると、そこはラブホ街のど真ん中なのだ。駅を利用するのは全員風俗嬢か、はたまた客かと思えてしまうが、意外に学生が多い街でもある。
雑踏の中には、待ち合わせしているデリヘルの女のコや客らしき姿もチラホラ。ラブホ街の路地を歩けば、真昼間なのにラブホに出入りするカップルに、ポン引きおばちゃんの姿も。
今は若くてカワイイ女のコが多いデリヘルの街・鶯谷だが、以前は熟女と変態の街だった。ポン引きなのか直引きなのか、若いのか熟女なのか、男なのか女なのかもわからない人影が路地に立っては誘惑してきたものだ。
この地で今でも、”最悪レベルのデリヘル“を謳う風俗店が人気なのは、そんな鶯谷だからだといえよう。でも大丈夫、急にヌキたくなったとしても、店舗型イメクラや多くのデリヘルには、ふつーにカワイイ女のコがいて、無料案内所でも紹介してくれる。
ラブホ街の南のはずれにある陸橋を渡り、鶯谷駅南口を素通りしたその先にこんもり見える緑の木々は、上野のお山「上野恩賜公園」である。都内の小学校に通っていたなら、遠足や社会科見学で一度は美術館や博物館に来ているに違いない。
そこからさらに進み、西郷さんの銅像が見えたら、上野の繁華街も近い。公園玄関口を出て右手には、かつてハッテン場として有名だったポルノ映画館が入ってたビルが。しかし、ビルが建て直された現在、エロエロしい看板はすでにない…。
「ああ、またひとつ、上野名物が消えたか」と思いながら路地を覗くと、その奥には移転した映画館がちゃんと残っているのだった。ホッ…(笑)。
映画館の先にある大きなT字の交差点を渡ると、そこは台東区第三の歓楽街・仲町通り。入り口付近には都内最小のストリップ劇場があり、そこから奥には、居酒屋にキャバクラ、おっぱいパブなどの飲食店がズラズラズラっと軒を連ねる。
しかしこの一帯、ぼったくり店が多いエリアとしても有名なので、初めて歩く場合は細心の注意を払っていただきたい。