訪れた人々を幻想世界へといざなう、アダルトグッズ博物館。本日は世界を代表するアヴァンギャルド創作集団のリーダー植野氏とメンバーのおたけ氏、アントニー氏が来場して、3人による渾身のフラワーアート『花とクチマン』を紹介しています。鮮やかな色彩と“たくましいおクチ”の織り成す妖しげな魅力をご堪能ください。
――今回、皆さんに紹介したいアダルトグッズ博物館の展示品は、男性の“クチ”をモチーフにしたフェラホールの「クチマン」です。
アントニー えっ? これ、男なんですか?
おたけ よく見てみろ。唇のサイズが大きめだろ。
植野 やっぱり、これはゲイの方たち専用なんですよね。
おたけ いや、別にゲイじゃない男が使ってもダメということはないだろ。
アントニー まあ、男が気持ちいいポイントは男が一番わかっているというのはあるか。それを考えれば、女性型のフェラホールとはまた違った快感なんだろうね。
――ちなみに、こちらは男性のアナルをモチーフにしたオナホール「ケツマン」というシリーズの新作となるフェラチオバージョンです。「ケツマン」はかなり売れているヒット商品ですが、メインユーザーはやはりゲイの方々だそうですよ。
おたけ 従来の女性のクチをモチーフにしたフェラホールよりも、荒々しい造形だよな。唇がかなり厚めに作られていたり、ペロンと飛び出している舌先もザラザラしているし。
植野 あ、ホンマや! 細かい部分も“男”というところに、こだわってるんやね。
アントニー ホール内部もごっついイボイボが配置されていて、かなりチンコが刺激されそうです。
おたけ オナニーはリアリティが大切なジャンルだから、この「クチマン」はゲイの方たちにとって待望のグッズだろうな。
植野 いざオナニーしようと思っても、女性っぽいクチだと萎えちゃいそうですし。
アントニー 素材も弾力感があって、結構吸い付くような感覚。水で洗えて何度も使えるから、手入れもラクで経済的でもある。
おたけ なんか、パッケージの男が行雄ちゃんに似てるよな。というか、お前か?
植野 いや、ちゃいますよ!
おたけ でも、ヒゲの雰囲気が……。もしかしてゲイに好かれるタイプかもしれないぞ。
アントニー いやいや。前にボクと行雄ちゃんでロケに出かけたとき、2人ともゲイのおじいちゃんたちから「モテない」と言われていますからね。
おたけ いろいろとツッコミたいけど、なんだそれ?
植野 ある番組で、ボクとアントニーがゲイのコミュニティを調査したんですよ。そのロケ中に出会った年配の方が、仲間の集まるところに連れて行ってくれたんですが、そこで言われちゃいました。
――ちなみに、皆さんは「クチマン」を使ってみたいですか?
アントニー うーん……。俺はやっぱり女の子のフェラホールがイイな。
植野 確かにな。気持ちよさがどう違うのかは気になるけど、ボクもスタンダードなヤツだけで十分です。
おたけ 俺は全然OKです。というか、逆に先輩芸人のチンコをフェラチオしたこともあるし。
植野&アントニー はぁ!?
おたけ いや、あくまでノリだけどな。でも、最初は「やめろ!」と激高してたけど、数秒後にピタッと無言になったな。
植野 なんや。ちょっと気持ちよかったんかな……。
おたけ 俺もどうせフェラチオするなら、女の子よりも気持ちよくしてやりたいと思ったし。
アントニー なんでだよ!
おたけ なんなら、「クチマン」とどっちが気持ちいいか、ここで試してやろうか?
植野 ええやん。アントニー、やってもらい。
アントニー いやだよ!
おたけ ここで体を張ったら、サイゾーの表紙も夢じゃないぞ。
アントニー うーん……って、さすがに迷わねーよ!
――ええ、普通に無理です。
(構成=丸山大次郎 写真=斎藤大嗣)
『クチマン』発売/エーワン 価格/2,160円(税別)
男のアナルをリアルに再現して大ヒットを記録した「ケツマン」シリーズに、新たな“兄弟”が登場した。その名も「クチマン」は、男による喉尺をとことんまで追求したフェラホール。肉厚のリップとザラザラした舌先による荒々しい刺激が、女性のフェラチオとは一味違う快感へといざなう。たくましい“クチ”に包まれながら奥の奥までずっぽりと挿入する感覚にはまれば、もう普通のフェラチオには戻れない!
『A-ONE』
アダルトグッズの総合卸売メーカー。新商品開発から卸売り販売、マーケティング・サポートと、アダルトグッズに関するさまざまなニーズに応える。
公式HP〈https://www.a-one-tokyo.com〉
アダルトグッズ研究所
[写真左から]おたけ(ジャングルポケット/1982年、東京都出身)、植野行雄(デニス/1982年、大阪府出身)、アントニー(マテンロウ/1990年、東京都出身)が訪れている大人のおもちゃの博物館。毎月、館内に展示されているさまざまなアダルトグッズを前連載から継続して3人が紹介していく。