アダルトグッズ研究所では、おたけ所長が電話の真っ最中。なんだか深刻なお話のようで、助手の植野君とアントニー君がドキドキしながら見守っています。その詳しい内容は後ほどお伝えしますが、まずは世の女性たちを“ドキドキ”させてくれる商品をご紹介しましょう!
――今月の研究テーマは、女性のGスポットを刺激してくれるバイブレーターの「アピチェ」です。
アントニー 見た感じは、普通のバイブと変わらない気がしますね。
おたけ まずは先端部分を、よ~く見てみろ。「クリックボール」が内蔵されていて、握りにあるボタンを操作すると、グリグリとスイングするシステムになっている。しかも、挿入したときに女性のGスポットとジャストフィットする位置に配置されているから、ピンポイントで性感帯を刺激してくれるんだ。その快感は、普通のバイブでは絶対に味わえないものだぞ。
――このアピチェは、オナニー好きの女性モニター20人の意見を最大限に取り入れて共同開発された、“女性の女性による女性のためのバイブ”です。
植野 女性が考えたバイブなんやね。
アントニー オナニーだけじゃなく、エッチのときにも使えそう。ただ、いつものエッチとアピチェを挿れたときの反応が全然違ったら悲しくなりそうだけど。
おたけ そのときはアピチェの構造を研究して、自分の指でもGスポットを刺激できるように努力すべきだな。
アントニー さすがは手マンのスペシャリスト。言うことが違いますね。
植野 でも、このアピチェは動きがハンパやない。「クリックボール」のスウィングパターンが10種類、振動パターンも10種類あって、細かく動きを調整できる。これを人の動きで再現するのは至難の業やと思う。
おたけ しかも、バイブのボディを優しく曲げると、角度の調整もできる。Gスポットの位置は個人差があるけれど、これなら的確にフィットさせられるのも特筆すべきポイントだな。
アントニー サイズも大きすぎず、デザインもポップなので、女性が喜びそうな工夫を感じますね。女の子へのプレゼントにしてみようかな。
植野 えっ、女の子にバイブをプレゼントするん?
アントニー 仲良しの女の子と誕生日の話をしていたとき、プレゼントに「バイブが欲しい」みたいなことを言っていたんだよね。これをプレゼントして、オレが使い方を教えてあげるみたいな。
植野 そんな女の子がいるんや!
おたけ アダルトグッズに興味のある女の子は普通に多いと思うぞ。
アントニー あるキャバ嬢に聞いたんだけど、キャバクラの待機所で女の子たちが話している内容の8割は、アダルトグッズらしいよ。
植野 ウソやん!
アントニー マジだって。しかも、金沢のキャバ嬢は「サイゾーでアダルトグッズの連載を見ました」って言ってくれたし。
植野 そうなんや。それじゃ、アントニーはアピチェをレクチャーしたときの模様を、次回は紹介してな。
おたけ いや、それは無理なんだ……。さっき電話で伝えられたんだけど、俺たち3人はアダルトグッズ研究所から異動になる。
植野&アントニー はぁ?
おたけ だから、アダルトグッズ研究所は今回で最終回ということだ。
アントニー マジすか!? せっかくアダルトグッズを勉強してきたのに……。
植野 いきなりお払い箱にするやなんて、サイゾーさん、ひどいやんか!
――ご安心ください。みなさんの異動先もアダルトグッズの関連施設なので、今後もたっぷりアダルトグッズと触れ合えますよ。詳しいことは次回の新連載までお待ちください。
アントニー ビックリさせないでくださいよ!
植野 とりあえず安心しました。
おたけ 新天地でも、アダルトグッズの魅力を伝えていこうな。ということで……。
3人 今までありがとうございました。新章もよろしくお願いします!
(構成=丸山大次郎/写真=斎藤大嗣)
『アピチェ』発売/エーワン 価格/7,020円(税込)
女性モニター20人と共同開発されたアピチェは女性たちの“ホンネ”が満載のバイブ。先端の10パターンの振動と上部に埋め込まれた「クリックボール」の10パターンスウィングで、最大の性感帯「Gスポット」をビリビリ&コリコリと刺激する。ソフトシリコンの柔らかなボディは角度調整もできるので、どんなGスポットにもジャストフィット。パワフルなのに静音かつUSB充電方式なので、いつでもどこでも気軽にオナニーを楽しめる。アピチェの“ホントに気持ちいい”を体感したら、もう普通のバイブには戻れない!
『A-ONE』
アダルトグッズの総合卸売メーカー。新商品開発から卸売り販売、マーケティング・サポートと、アダルトグッズに関するさまざまなニーズに応える。
公式HP〈https://www.a-one-tokyo.com〉
アダルトグッズ研究所
[写真左から]アントニー(マテンロウ/1990年、東京都出身)、おたけ(ジャングルポケット/1982年、東京都出身)、植野行雄(デニス/1982年、大阪府出身)の3人によって設立された研究機関。前連載から継続しておたけが所長となり、アダルトグッズの魅力を仲の良いハーフ芸人2人に教授していく。