本来このコラムでは裏風俗の歴史や体験談などをお伝えしているが、先日、スゴい体験をしたので、是非とも紹介させていただきたい。
断りを入れるくらいなので、それは裏ではなく普通の風俗店での話なのだが、場所が若干レアといえばレアである。まあ読んでいただきたい。
先日、某誌の取材で上野界隈をぶらぶらしていた筆者。目的は、その地域にある昭和の風俗という、儚い夢を求めてのぶらり取材だった。
鶯谷駅から上野恩賜公園を抜けて上野仲町通りへ。そこから迷路のような狭い裏路地をグルグルと迷いつつ、
「この辺にはたしかソープがあったはず…」
と、やっと探し当てたその店は、ソープではなくヘルスだった。
実は筆者はソープはあまり好きでなく、どっちかというとヘルス派なのだが、「ない」となると行ってみたくなるのが人情というものだ。
ところが、休憩しながらスマホで調べてみると、やっぱり上野地区に一軒だけソープランドが表示されているのだ。
「なんだなんだ。どこにあるなんて店だ?」
と調べて驚いた。そのソープがあるのは、上野のある下町・台東区ではなく、なんと山の手・文京区に属する湯島なのだった。
「東京大学のある文京区に、一軒だけとはいえ、キングオブ風俗があるとは。まさに東大(灯台)下暗し…」
そう思うと、いても立ってもいられなくなり、足は唯一のソープに向かっているのだった。