――それは嬉しいですね。タレントさんとしては、今どれくらいステージやられてるんですか?
山村:『インモラリスター』として、だいたい月に3、4本ですから、年間50本くらいです。
――相方の成沢さんはAV女優さんですけど、山村さんはAVはやられて…?
山村:実はやってたことあるんです。
――えっ、そうなんですか⁉︎ 作品本数はどのくらいあるんですか?
山村:20本(?)くらいあるかな。
――風俗とはまた違う世界でしょうけど、どちらが自分に合うと思いますか?
山村:風俗の方が続いてるんだから風俗でしょうね。AVもイヤな現場ではなかったですけど。
――風俗のお仕事は好きですか?
山村:うん、好き。私、10年も続いたものないんです、他に。男も飽きちゃうし、趣味とかもすぐ飽きちゃうし、10年続いたことほかにないですもん。結局、好きなんだろうなと思います、やっぱり。
――風俗嬢としての人気は欲しいと思いますか?
山村:人気っていうのとはちょっと違うかな。人気集中型っていうよりは、私のことを何かのタイミングで思い出したり、変な話、「どうせ金払って抜くならコイツ」でもいいんですけど、なんかそういうのをビシッと思ってくれてる人がいる方が嬉しいかな。
――では、山村さんにとって風俗ってどういうものですか?
山村:風俗…なんだろ? でも、多分居場所なんだろうな。今はその居場所が少し増えたから、風俗だけっていうんじゃないんですけど。
――ではタレントさんは?
山村:タレントっていうのは手段。風俗というものを底上げするためのアプローチの手段です。同じようなことやってる方は、実はいっぱいいるんですよ。講師やコンサルをやられてる水島かおりんさんにしろ、全国47都道府県で働く今賀はるさんにしろ、風俗をアピールして世間に知れわたるきっかけを作ってるんです。私にとっては、その手段がタレントだったってことです。
――一般的に思うのは、風俗からタレントで、風俗が踏み台だったりするんですけど、逆なんですねー。
山村:うんうん、多分そうだと思います。ちょっと変なんですよ、ほんとに(笑)。でも、若い頃、地下アイドルをやってた時に、自分でアイドルやるより、プロデュースしたいなってずーっと思ってて。今、自分で自分のことをプロデュースしたり、インモラリスタも全部自分で決めさせてもらってるんで、楽しいには楽しんです。ただ、根底を掘り下げていくと、結局は風俗のための手段っていうのは出てきちゃうな。
――そうするとやっぱり大切なのは…。
山村:タレントをいい加減にはやってないですけど、ベースにあるのは風俗です。