「礼儀もしっかりしてるし、容姿も抜群だし、採用で!」
「わっ、ありがとうございます」
「みのりちゃんって、デリヘルでちゃんと働くのは初めてなんだよね?」
「はい、そうですね。経験はエステしかありません」
「一応、ウチの店はデリヘルが初めての場合、俺との講習を受けてもらうことになってるんだけど、大丈夫かな?」
「あっ、はい。問題ないです」
「今日はこれから時間ある? 早いうちに済ませておこうと思って」
「大丈夫です!」
すんなりOKをもらえたことに内心ホッとしながら、ホテルに向かうことになった。
※ ※ ※
こうして、いつも講習で使うホテルに入った。
値段のわりに内装も綺麗で、女のコやお客様からの評判もいいホテルだ。
ふかふかのベットに腰掛けながら、彼女に質問する。
「みのりちゃんはエステの経験は長いの?」
「そうですね。3年くらいになります」
「じゃあ、テクニックにもわりと自信あったりするんだ?」
「お客様からは上手だねって言われてました。フフフ」
そう言いながら、意味ありげな笑みを浮かべるみのり。
「じゃあ、そのテクニックを体感させてもらおうかな」
「エステのですか?」
「みのりちゃんなら、元エステティシャンで売った方が絶対に稼げるからね。そのテクニックを実際に体感しておきたいんだよ」
「なるほど。でも、私、結構Sですけど大丈夫ですか?」
彼女が見せた小悪魔チックな表情にゾクゾクした。
私はコクリとうなずき、服を脱いだ。
みのりも服を脱ぎ下着姿になったのだが、これがまたなんとも美しかった。
服の上からでもスタイルがいいのは分かっていたが、まさかこれほどまでとは…。
抱きつきたくなるのをこらえて、私はうつ伏せに寝転んだ。