「モデルのほかに、体験してみたいことはないの？」
「えー、いろいろありますよぉ（笑）。乱交パーティーとか、ハプニングバーとか、風俗店とか？ 自分ひとりじゃ踏み込む勇気ないんですけどね」
キタキタ、大卒の文系女性でエロいことに興味津々。こりゃ、ますますライター向きだということで、こんな提案をしてみたんです。
「じゃ、僕がセッティングしてあげるから、いろんなこと体験して記事にするのとか、興味あります？」
この提案が、前述の、
「私、ライターのお仕事してみたかったんですよぉ」
に繋がるわけです。
それからというもの、弥生には編集者とライターという関係で、ずいぶんお世話になることに。
●男性編集と夫婦のフリしてスワッピングパーティーに参加して記事にする。
●風俗店の面接を潜入取材し、プレイ講習を受けてマンガの原作を作成。
●乱交パーティーに潜入して何人とセックスできるか挑戦する。
●縄師の元で“縄酔い”を実体験。
●出張ホストを呼んで性感マッサージを受けてみる。
などなど、男性編集者では不可能な、女性ならでは体験できる取材を依頼。多くの記事を書いてもらったんです。弥生本人も、
「楽しくて気持ちよくて、お小遣いにもなって。一石三鳥です（笑）」
と頑張ってくれました。残念ながら、ご主人と離婚するのを機に田舎に帰ることにしたらしく、彼女のライター生活は2年ほどで終わってしまったんですが…。
この話は、今から7、8年前のこと。今回、当時を振り返ってみて改めて思いましたね。
（彼女、あのままライター続けてたら、著書の１冊も出してたかもね）
実際、エロくて好奇心旺盛で文才もあるって三拍子揃った女性ライター、そんなに多くないですから。
それに彼女、打ち合わせする度にセックスさせてくれてたんで、こちらとしても仕事を頼みたくなっちゃってたんですよね（笑）。あっ！ あれって彼女なりの枕営業だったりして!? もしそうなら、素人なのにヤルよねぇ！
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