このビンゴでは、もう一度変なキセキが起こった。なんと彼女もビンゴになり、ローションの詰め合わせセットをもらったのだ。
俺は彼女が戻ると、「それ、どうするの？」と冗談めかして聞く。すると彼女は、「大事に使いますよ」と切り返してきた。
そんな調子で、二次会が終わるころにはすっかり彼女と仲良くなった。とはいえ、彼女とはその場でお別れ。俺は店を出たところで仲間と合流した。
しかし駅に向かっているときに彼女のことを見つけると、俺の気持ちは変わった。何だか急に彼女が愛おしくなり、急いで駆け寄って「もう少し飲みませんか？」と誘っていたのだ。
しかし彼女は翌朝が早いそうで返事を渋る。それでも誘い続けると彼女は、「私のホテルでなら…」と小さな声で言った。新婦と同じ地元（東北）の彼女は、この日のために上京したそうだ。
ホテルに誘われてイヤというはずもなく、俺はそのまま彼女と一緒にホテルへ直行。部屋に入って少し飲んでいるといい雰囲気になり、俺はもらったばかりのコンドームの箱を開けることになった。
さすがに彼女がゲットしたローションを使うことはなかったが、この日は最高に幸運が続いた日だった。
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