前回の水戸の闇ストリップ記事(※)の中で最後にチラッと書いたが、茨城のデリヘルで遊んだのは、この夜が最初だった。
前回の記事↓↓↓
分厚いドアを開けてその空間に足を踏み入れた途端、鼻をつくタバコと香水が混ざった独特の匂い。ステージでは、原色のスポットライトを浴びるダンサーがカラダの柔らかさと美しさを競うようにうねらせる。
その後、水戸だけでなく、茨城県のデリヘル特有の(?)ある現象に悩まされることになるのだった。
初めてその言葉を耳にしたのは、闇ストリップのあとに向かった水戸の歓楽街・大工町の風俗案内所でだった。
「水戸のデリヘルは、フルサービスですので」
「えっ、フルサービス?」
案内所の店員に意味を聞き返すと、
「フルサービスはフルサービスです(笑)」
半笑いでそう答えるのみ。“フルサービス”の意味が、自分が考えてることと同じだとしたら、そりゃ取材しなくちゃならないと、近くのラブホからデリヘルに電話した。
しかし、店からは思いがけない返事が返ってくることに。
「ごめんなさい。もう予約満杯なんです」
はぁ? なんて店だよ。女の子少ないのかよ。
最初はそう思ったが、その後、別の店に電話しても返事は同じだった。