【元デリヘル店長の回想録】コミケでコスプレイヤーを風俗に勧誘してみたらめちゃビッチだった

※イメージ画像:Getty Imagesより


 昔から多趣味で、興味のあることには片っ端から手を出してきた。

 格闘技、車、ギャンブル、映画、株、カメラ、読書、動画編集、アフィリエイト…今まで趣味として挑戦してきたものを上げるとキリがない。

 熱しやすく冷めやすいと言えばまだ聞こえはいいが、とどのつまり飽き性で何でも中途半端。

 そんな私を長らく夢中にさせてくれるもののひとつが、アニメや漫画といった、いわゆるオタク趣味だ。

 店長としての現役時代も、休みの日が合えばイベントなどにも足を運んでいた。

 今回は、そんなオタク趣味がきっかけで出会ったひとりの女のコとのお話だ。


【風俗嬢と体の関係~レイカの場合~】


「うおお…やっぱりいつ来てもすごいな…」


 どこを見渡しても人、人、人。

 この日、世界最大規模の同人誌即売会であるコミックマーケット、通称「コミケ」の会場に私はいた。

 夏真っ只中に50万人近くの人間が集まるこの場所の熱気は、毎年のことながら倒れそうになるくらいキツい。

 この時私は外会場にいたが、ここよりも暑い“戦場”とも呼ばれる同人誌スペースに行くつもりはなかった。私がコミケに来る理由は、同人誌の購入ではないからだ。

 私の目当ては…そう、コスプレイヤーの女のコたちだ。

 露出の高いコスプレや、下着姿のようなコがここにはゴロゴロいる。

 たくさん人間がいるということは、風俗に興味のある女の子だっている確率が高い。

 会場でめぼしい女性を探し、風俗に勧誘するために私はここに来ていた。

 オタク趣味というのは、総じて金がかかるものだ。グッズやDVD-BOXなど、集め始めるとあれもこれもとなり、どうしてもお金が足りなくなってくる。

 特に女性から人気の出やすいBL(ボーイズラブ)や、美男子・美少年が多く活躍する漫画、アニメなどは舞台やイベントが多く、それこそアイドルの追っかけレベルでお金がかかったりもする。

 趣味に没頭する彼女たちにとって、お金を稼ぐ手段は重要だ。お金があればあるほど欲しいグッズやイベントのチケットが購入できるわけで、稼ぐ手段として風俗を選ぶコは結構多かったりする。実際、私はコミケで毎年2~3人は勧誘に成功していた。

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