といっても、いきなり襲うことなどできるはずもなく、私はソファで眠ることに。それから小一時間眠ったところでふと目を覚ますと、彼女がソファの下で寝ていることに気づいた。
「どうしたの？」と聞くと、彼女は「ひとりでベッド使っちゃって悪いなって思って」と言う。
そこで私が「じゃあ一緒にベッドで寝ようか」なんて言えれば良かったのだが…。その前に彼女に「〇〇くんは女のコを襲ったりしないんだね。そういう優しさ大事だと思うよ」と言われ、何もすることができなかった。
この夜は「ぼっち」だった私の学生時代で、もっともエッチに近づいた夜だったと思う。もう少し勇気を出していれば…とも思うが、それをしなかったことで彼女とはその後も良きゲーム仲間として付き合うことができた。まあ、ホンネを言うといつもヤリたかったのだが。
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