りお「うひょー! 広い!」
カラオケ店で私たちが通されたのは、フルフラットルームなる部屋だった。
靴を脱いで上がるタイプで、ソファーなどはなく、柔らかめのマットが敷かれていた。
広くて開放感のあるこの部屋は、普段は子連れのお客様用。この時は、平日で他の客の入りも少なく、夜10時をまわっていたこともあり、特別に案内してもらえた。
みい「側転しちゃうぞぉー! あははは!」
アルコールでテンションが上がりまくっているのか、みいはミニスカートを履いているのに豪快に側転。スカートはめくれ上がり、赤色のTバックが露わになった。
まり「ちょっと、みい! パンツ!(笑)」
みさき「早くなおしなさい!」
みい「えー、いいよもう。ここ暖房きいてて暑いし…」
皆の言葉を無視して、アウターやシャツまで脱ぎ、下着姿になるみい。
こちらの視線に気づいた彼女は、近づいてきて、いきなり抱きついた。
みい「えへー。じゃあ、このまま店長にくっつきまぁーす」
「ちょっ! みいちゃん!(本当はめちゃめちゃ嬉しいけど)」
りお「えーなに? そういうヤツ? じゃあ、あたしもー!」
まり「面白そう(笑)。あたしもやるぅ」
りおとまりもこの光景に面白さを見出したのか、服を脱いで下着姿に。
みさき「ちょ、ちょっとみんな…マジ?」
りお「みさきも早く脱いで!」
まり「早く早くぅ」
この異常な雰囲気に飲み込まれてしまったのか、常識人であるはずのみさきも服を脱いで下着姿になった。
まりはピンク、りおは青、みいは赤で、みさきは水色…。みんなそれぞれ個性が出るもんなんだなぁなどと感心していたところ、いつの間にか仰向けに寝かせられ、両手両足を押さえつけられていた。
「えーっと、これは…」
まり「では、今から店長をイカせまーす!」
みい「いえぇぇい!!」
あっ、待って。違う。俺が思ってたハーレムプレイじゃないよコレ!