初めての講習に、ニコは少しそわそわしていた。
「大丈夫?」
「あっ、すみません…。なんだか緊張しちゃって」
この初々しい感じは、業界未経験ならではの良さだ。
入店1週間は予約完売が続くだろうな…。
そんなことを考えながら、彼女に入室からシャワーまでの基本的な流れを教えていく。
ニコはたどたどしいところもあったが、一生懸命仕事を覚えようとしていた。
さて、ここからが本番だ。
「それじゃあ、実際にベットプレイをしてみようか。服を脱いでみて」
「あ、あうう。わかりました…」
彼女は恥ずかしそうに一枚ずつ服を脱いでいった。
私はベットに腰掛け、それをじっと見つめた。
スカートとブラウスを脱ぐと、ピンク色の可愛らしい下着が現れた。
驚いたのは、それがTバックだったこと。
一般の人がTバックを穿いているのは珍しい。
「普段からTバック穿いてるの?」
「そうですね。あ、あんまり見られると緊張します…」
顔を赤らめて隣に座ったニコは、うつむき気味に話す。
華奢な肩を抱き、私はそのまま押し倒した。
「えっ、えっ!」
「あっ、ごめんね。びっくりした? さっき潮吹きができるって言ってたけど、どんな感じなのかちょっと見せてほしいんだ」
「潮吹きをですか?」
「うん。恥ずかしながら生で見たことがなくてさ。ニコちゃんを売るのに必要な情報なんだよ」
うーん、さすがに苦しすぎるか…。
もっとちゃんとした理由を考えておけばよかったな。
自分の計画性のなさにがっかりしながら、彼女の反応を見る。