【ニッポンの裏風俗】片山津温泉の“ちょんの間旅館”:落ち着きのない茶髪ショートで細身のアラサー女性

 

 おかげで、体感的にはスッキリしたけど、精神的には逆にモヤモヤの1発となりました。

 そのあと、さらにモヤモヤが濃くなることが。

 この取材には編集Aが同行してたんですが、筆者がイライラちょんの間に潜入している間にポン引きを探しているはずが、ソープでひとっぷろ浴びて帰って来やがったんです。

「松本さんがちょんの間行ってるんで、ボクも抜きたくたくなって…」


 後日、編集長に取材の報告をする際、そのこともきっちり伝え、おかげで編集Aのソープ代金は自腹となったようです(笑)。その時点で、ようやく筆者の取材ストレスと愚痴妻ストレスがスッキリしたのでした。温泉より癒された瞬間でした(笑)。

(写真・文=松本雷太)

 現代ニッポンに、いまだに遊郭が残されていることをご存じだろうか。「元」ではなく、現存する遊郭としてもっとも広く知られているのが、大阪にある飛田新地であり、著書も多い。  実は、筆者も風俗ライターになるまでまったく知らない事実であった。安宿巡りの海外旅行の際、ちょんの間や飾り窓は見ていたが、まさか自分の国に、日本人の女のコがいる遊郭が残っているなどとは想像もしなかったのだ。そして、初めてその街に立ったときの衝撃は、目眩を感じるほどだった。

 「大阪から日本を変える」という革新的な政策を掲げて就任した橋下徹・新市長のおかげで、今後の動向が日本中から注目される大阪は、実は日本一の遊郭が残る街でもある。主立ったニッポンの裏風俗とその街を巡る本連載。その記念すべき第1回目は、注目の街・大阪から始めよう。

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