人妻というのは、年齢を問わず男性を興奮させる「何か」がある。
醸し出される色気なのか、はたまた他人の女という事実から略奪欲が刺激されるからなのか…。
個人的な意見としては、エロさも魅力のひとつだ。
旦那を悦ばせるために身につけた彼女たちのテクニックは、素人とは思えないくらいの気持ち良さがある。
今回は、そんな色気のあるテクニシャン新人を講習した時の話だ。
【風俗嬢と体の関係~ちづるの場合~】
街を彩っていた紅葉が色を失い始めた10月末頃、年末に向けて多くの女性の面接に明け暮れていた。
年末年始にどれだけの女性を出勤させられるかが店長としての腕の見せどころ。
ここで売上を叩き出せなければ、上から何を言われるか分かったもんじゃない。
毎日2人以上の女性がスカウトマンに連れられてやってくる。
増え続ける入店者のせいで、新人の宣伝サイトへの登録作業も追いつかない状態だった。
(最近、ちょっと飛ばしすぎかな…)
心の中でそんなことを考えながら、次の面接者を待つ。珍しく求人応募の女性だった。
「失礼します」
店長室の扉を開けて入ってきたのは、美形のお姉さん。
スラッとした体のラインが分かりやすいタイトなワンピースを着ていて、栗色の茶髪と緩くかかったふわふわのパーマが印象的だった。
「どうぞ。おかけください」
「ありがとうございます」
彼女は少し笑顔を見せながら席に着いた。
ワンピースの丈は決して長くなく、座っているところを正面から見れば、下着が見えそうだった。
(机の下に潜り込みたい…)
なんて欲求を抑え込みつつ、面接を始めた。