いま、東京のあの区、あの街、あの駅周辺には、どんな風俗があるのか、はたまたなくなってしまったのか…。それを探索するコーナー。今回は荒川区を探索してみた。
「えっと、荒川区って風俗あったっけ?」
東京下町に住む筆者でさえそう考えてしまう街だが、そもそも荒川区の主要駅とはどこなのか。まずはそこからググってみると、意外に馴染み深い駅だということがわかった。日暮里駅である。
JR日暮里駅は、山手線鶯谷駅の隣駅で上野から二つ目。最近、老若男女問わず、外国人旅行者にも人気の“谷根千(やねせん)”の「谷」の字、谷中への最寄駅でもある。
残念ながら、谷中方面は荒川区ではなく台東区の“シマ”。人気スポットの引き立て役に回ってしまっている感は否めないが(笑)、今回はそのJR日暮里駅東口から歩き始めよう。
現在の日暮里駅前は、モノレールのような新交通システム「日暮里・舎人(とねり)ライナー」が開通したと同時に高層マンションが建ち、近代的な様相を見せている。
しかし、その少し前までは、駅ロータリーに面した場所にピンサロの看板がチカチカしていて、その路地の奥には駄菓子屋横丁が連なる、下町然とした駅だった。
鶯谷方面から歩いてくると、駅が近づくにつれキラキラ煌めく看板が増えるが、ふと見るとそこにはテレクラがあり、複数のレンタルルームが隣接している。
この辺りのレンタルルームは、某オナクラで遊ぶ際にお世話になったことがある。
「あの時は立ちハメの体勢で腰を擦り合わせて…」なんて思い出している時、テレクラの奥のドアから人妻が出てきたと思ったら、あっという間にレンタルルームに消えていった。まっ、そんな街なのだ。