【ネットナンパ】「ショーイチさんとセックスしたいのですが…」仲間由紀恵似の若妻から届いたSOSメール

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Ilustrate by ながおか

 セックスしたくてたまらないのに、相手がいなくて困っている。そんな男性は掃いて捨てるほどいるが、同じように困っている女性も星の数ほど存在する。

 しかし、こうした女性たちの多くは性のはけ口を見つけられず、日々悶々としていることになる。

 男性と違って風俗で気軽に抜けるわけでもなく、出会える系サイトで見ず知らずの男とセックスすることにも抵抗があるわけだ。

 そう考える女性たちがネットで筆者のコラムを見つけ、“セックスしたいです”と連絡してくることが稀にある。

 容姿もチンコのサイズも平均以下の筆者に連絡してくるのは、それだけ彼女たちが切羽詰まっているということだ。

 無償の愛の伝道師を自称するからには、そうした女性たちの心の叫びを無視するわけにはいかない。どんなに締め切りを抱えていようとも無理やり時間をひねり出して会ったり、日程がブッキングしたら1日で3人の女性と会ったり、という強行スケジュールをこなす日々なのだ。


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いきなりメールして大丈夫でしょうか?

埼玉よりの都内に住んでいるK子といいます。

年齢は32歳の主婦で、幼稚園に通っている長男がいます。

半年くらい前、友人にサイゾーウーマンのサイトを教えてもらいました。
そこからいろんなリンクに飛んでいるとき、ショーイチさんのコラムを見つけた形です。

はっきり言って衝撃でした。

AVや漫画ではなく、世の中にはこういう現実もあるんだなぁって。

それから毎週ショーイチさんのコラムを楽しみに読ませてもらっています。

でも最近は読んでるだけでは我慢できなくて、

コラムに出てくる女の人に感情移入して自分で慰めたり……。

この年で本当に恥ずかしいです。なにしろレス状態が長いので。

長々とお時間とらせてすいません。

ショーイチさんとセックスしたいのですが、どうすればいいですか?

お願いしたらセックスできるんでしょうか?
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 筆者がハメ撮りブログで公開しているメールアドレス宛に、こんなSOSメールが届いた。

 女性読者からの1発目のメールとしては長文なほうだ。最初はおっかなびっくりといった感じで、短めのメールをしてくる女性読者がほとんどなのである。

 この長文具合からして、K子ちゃんの本気度はかなり高そうだ。

 相手の容姿は分からなかったが、来るものは拒まずの信条にのっとり返信メールを送ることにした。


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トコショーです。メールありがとうございます。

随分とストレートなお誘いですね。

正直言ってそういうお誘い、大好きです!!

筆者みたいなスケベ男とエッチしたいだなんて、相当困っているのでしょうか?

あの連載コラムを楽しみにしているという時点で、セックスの相性はバッチリのような気がしています。

だから、こちらとしては大歓迎ですよ!

ただ、私もあまり時間に余裕がないので、
写メの送信NGの方や自分の素姓を隠している方などとはお会いしないことにしているんです。

改めて検討してもらって、写メの添付や、もう少し詳しい自己紹介をしてもらえたら幸いです。

では!
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 すると、数時間後にK子ちゃんからのメールが届いた。


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わわわ、お返事が遅くなってしまいごめんなさい。

まさかこんなに早く反応していただけるとは思っていなくて。

少し事情を書かせていただきます。

主人とは月に1度くらいのペースでセックスしているんですが、

私にとっては恐怖の時間でしかありません。

いつもすぐに入れてくるので、痛いばかりで気持ちよくないのです。

だから、早く終わってほしいとばかり考えています。

このまま気持ちいいセックスを知らずにおばあちゃんになってしまうのも怖いです。

ショーイチさんのコラムに出てくる女性のように、大切に優しく愛されたいです。

一応写真も添付しました。

学生時代は仲間由紀恵に似てると何度か言われたことがあります。

体型は中肉中背。どこにでもいる普通の主婦みたいな感じですね。

見た目でNGでしたらお返事いただかなくて結構です。

誰とでもしたいわけではないので、顔パスされたらこれからも自分で慰めますので。
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 またもや長文メールだった。事情が詳しく書かれていたが、一番気になったのは、


“セックスが恐怖の時間”


 という点だ。

 セックスの快楽は、神の与え給うた贈物のひとつである。その神からの贈り物を享受できないなんて、なんて可哀そうなんだ。

 よくもまあ、そんなお粗末なセックスしかできない男と結婚したものだ。もしかしたらデキ婚というやつで、止むに止まれずだったのかもしれないが…。

 まだ見ぬK子ちゃんの旦那に憤りを感じつつ、添付されていた写メを確認する。


く、くっそ可愛いじゃねぇかっ!!

 

 メールに書かれていた通り、若い頃の仲間由紀恵を彷彿させる美形だった。こんな美形が相手だったら、どんな男でも断るわけがない。顔パス云々のくだりは、彼女なりの謙遜だろう。

 上半身しか写っていなかったが、たしかに中肉中背といった感じ。肌は真っ白で、髪は漆黒の黒色。清楚で可愛らしく、人妻っぽさはまったくなかった。女子大生と言っても余裕で通じそうな容姿だったのである。


こんな美しい女性に、悲しい思いをさせやがって!


 一生会うことはない彼女の旦那に、ふたたび怒りが込み上げた。冷静になるため深呼吸し、返信メールを書くことに。


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写メありがとう!

物すごく綺麗で可愛いじゃないですか!!

K子さんが結婚する前に出会っていたら、間違いなくプロポーズしていたと思います!

是非、お会いしたいです。

土日だろうが平日だろうが構いません。

時間帯も朝でも昼でも夜でも大丈夫です。

デートが終わった後、やっぱり会って良かったと思ってもらえるよう頑張りたいと思っています。

あ!

写メのお返しに私の写メも送りますね。

もろスケベ顔なので、ドン引きされたら返信は結構です。

縁がなかったと諦めますので。グスン。
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 “プロポーズしていた”だなんて大げさだと思いつつ、メールを送信。添付した写メは今年の春先に撮ったもので、ここ最近の女性読者に送っているものだ。

 数時間後、返信がきた。


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ショーイチさん。本当にありがとうございます。

やっぱりショーイチさんってコラム通りの優しい方なんですね。

こんなに丁寧に対応してくれると思っていなかったので、とても嬉しいです。

写メもありがとうございます。

すごく人柄があふれでてるお顔ですね。

優しそうでエッチが上手そうで…。

女性読者のみなさんがまた会いたいと言ってる気持ちがよくわかりました。

会うとしたら平日の昼間がいいのですが…。

子供を預ける都合もあるので、来週以降でいいですか?

日程が決まったらまた連絡させてもらいます。


ああ、どうしよう。

こんなすぐに話が進むと思っていなかったので、さっきからドキドキが止まらないです。
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 こちらとしては明日にでも、いや、今すぐ会いたいところだったが、ここで焦ってはいけない。日程を了解した旨を返信し、連絡が来るのを待つことした。

 K子ちゃんから返信がきたのは、翌日の夕方だった。


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ショーイチさん。K子です。

急でごめんなさい。

明日、子供を預けることができるのですが、ちょっと急すぎですよね?

一応ご連絡させていただきました。
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クックっクック。


 昨日の今日でこうも慌ただしく決めてしまうなんて、きっと彼女も待ちきれなくて悶々としていたのだろう。

 幸いその日はセフレと会う約束も風俗店の体験取材も入っておらず、速攻でOKの返事を出したのであった。

 デート当日。13時に新宿アルタ前で待ち合わせだったので、早起きした筆者は念入りに身体を洗い、爪や髭を整えて家を出た。

 バスで新宿に向かっていると、K子ちゃんからメールが届いた。


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今、新宿に着きました。

アルタの中でぶらぶらしていますので、お近くに着いたらご連絡ください。
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 このメールを貰ったのは12時40分。K子ちゃんは20分も早く到着してしまったようだ。こちらはバスに乗ったばかりで、アルタに到着するまで10分以上かかる。

 これは完全に筆者のミスだ。K子ちゃんの逸る気持ちを見越し、約束の30分前には到着しておくべきだった。

 その後、バスは順調に進み、約束の10分前にアルタ前に到着。すると、貰った写メより遥かに若くて可愛らしいK子ちゃんをすぐに発見した。

 小走りで彼女に駆け寄り、声をかける。


「ゴメンね。待たせちゃったね」

「い、いえ。私が早く来すぎただけなので」

「あっ! 挨拶がまだだったね。初めまして、K子ちゃん。ショーイチです」

「は、初めまして」

「なんか変な気分だね。お互いに顔を知っていたのにね」

「そ、そうですね」

「どうかな? 実物の俺を見てがっかりしていない?」

「え?」

「ほら、よく見てごらん。K子ちゃんが今まで出会った男性の中で、一番スケベそうな顔をしてるでしょ?」

「そんなことないですよ。貰った写メのまんまで、すごく優しそうです」

「ありがとう。でも俺はビックリしたよ」

「え?」

「だって、K子ちゃんは写メと全然違うんだもの」

「えっ?」

「写メより実物のほうが256倍は綺麗でセクシーだよ」

「や、やだ。褒めすぎですよ」

「今さらお世辞なんて言わないよ。ただ思ったことをそのまま口にしているだけだよ」

「もう、本当に女性を気持ち良くさせるのが上手ですね」

「上手とかじゃないよ。正直なだけなんだよ」

「フフ、正直者のショーちゃんでしたっけ?」

「う、うん。それって、俺がメンズサイゾーに書いてたよね」

「はい。まだ全部読んでないですけど、バックナンバーも読み込んでますよ」

「あ、ありがとう。期待に応えられるかどうかは分からないけど、絶対にK子ちゃんに嫌な思いはさせないから安心してね」

「はい! それはもう絶対に信じてます」

「そ、それじゃあ、このままホテルに向かうってことでいいかな?」

「はい。よろしくお願いします」


 こうして、歌舞伎町のホテル街に向かって歩き始めることになった。相手は人妻さんなので、万が一彼女の知り合いに見られても大丈夫なように、一定の距離を保つことを忘れない。

 

「よく新宿には来るのかな?」

「学生時代はよく来てました。駅の近くの喫茶店でバイトしていたんです」

「へぇ、そうなんだぁ。なんてお店なの?」

「●●です」

「えっ、マジで? そこなら打ち合わせで何度も使ったことがあるよ。すごい偶然だなぁ」

「本当ですかぁ? すごいですね」

「学生の時ってことは、今から10年くらい前ってこと?」

「はい、そのくらいです」

「その頃もお店を利用してたから、ニアミスがあったかもしれないね」

「そうですね」

「いやぁ、本当にゴメン! もしその時に気づいてたら、もっと早くにこうしてデートできてたのにね」

「フフフ、そうですね。ショーイチさんに誘われてたら、喜んでついていったと思います」

「あっ! でも、それは無理かぁ。俺、ナンパとかしたことないから、初対面の女性に声をかけることはできないなぁ」

「それなら、私の方から声をかけていたかもしれませんよ」

「そうなってたら、お互い今とまるっきり違う人生だったんだろうね」

「本当にそうですね」

「間違いなく、毎日K子ちゃんの身体を求めていたと思うよ」

「え?」

「こんな綺麗なコと結婚してたら、毎日どころじゃなくて1日に何回もしてたと思うなぁ」

「ま、毎日ですかぁ?」

「うん。出会える系遊びも風俗遊びもしないで、朝から晩までエッチしてたはずだよ」

「それじゃあ、すごく子だくさんになっちゃいそうですね」

「それもそうだね。大家族スペシャルに出れちゃうくらい子供がたくさん生まれそうだね」

「ショーイチさんのお嫁さんかぁ。なんだか毎日笑顔でいられそうです」

「う、うん。稼ぎが少ないから苦労させるだろうけどね」

「大丈夫です。私も働くので」

「共稼ぎで子だくさんかぁ。本当に楽しそうだなぁ」

「はい!」


 まだエッチもしていないのに、やたらと会話が弾んでしまった。どうやらかなり相性がいいようだ。これならエッチのほうも相当盛り上がるに違いない。


「ちなみに、今日は何時までに帰れば大丈夫なの?」

「長男を延長保育でお願いしてきたので、18時までに迎えにいければ大丈夫です」

「新宿から家までどれくらいかかるの?」

「40分くらいです」

「それなら、念のため17時には新宿駅に着いているようにしようか?」

「はい。そうですね」

「じゃあ、今から4時間弱だけど、心を込めてご奉仕させてもらうね」

「は、はい」


 グレードの高いラブホにしたかったが、懐が寂しかったので、いつも利用する中級クラスのところにチェックインした。

 部屋に入ってから、おしゃべりを再開する。


「それにしても、K子ちゃんって若いねぇ。まだ大学生でも通じると思うよ」

「それは褒めすぎですよぉ。私なんて疲れたおばちゃんですから」

「こらっ!」

「え?」

「ダメだよ。自分のことをそんな風にディスっちゃ。まだまだいけると思ってないと、どんどん年をとっちゃうよ」

「そ、そうですね」

「実際、俺の目から見てもいけてるんだから、もっと自信を持たなくっちゃ!」

「は、はい。ショーイチさんもいけてますものね」

「お、俺? う、うん。根拠レスだけど、まだまだいけるっていう自信だけは持ってるよ」

「とてもアラフィフには見えませんよ」

「あ、ありがとう」

「半年くらい前に中学の時の同窓会があったんですけど、そこにショーイチさんがいても違和感なかったと思います」

「本当に?」

「はい。禿げかけてる人や中年太りになってる人もたくさんいましたから」

「やっぱり自己暗示かな? まだまだいけると思い込んでれば、年はとらないものなんだよ」

「ショーイチさんが言うと説得力がありますね。私もこれからはそうしますね」

「うん! 俺が保証するから、もっと自信をもっていいよ」

「ありがとうございます」


 いつもなら一刻も早くエッチしたくてウズウズしていたところだ。しかし、この時はK子ちゃんとの会話が楽しくて、エッチのことを忘れかけていた。

 もちろん、このままおしゃべりだけでデートを終わらせるわけにはいかない。まだまだしゃべり足りなかったが、彼女をシャワーに促すことにした。

 その後、入れ替わりで筆者もシャワーを浴び、いよいよベッドイン。


「それじゃあ、愛情をこめてご奉仕させてもらうね」

「はい」

「絶対に痛くしないから、体の力を抜いてリラックスしてね」

「わ、分かりました」


 軽めのキスから始めようと、そっと唇を重ねてみる。すると、K子ちゃんのほうから舌を差し出し、筆者の口内で暴れ始めた。


なんて情熱的なディープキスなんだ!


 舌を絡め合いながらオッパイを揉むと、指先で乳首を摘まんだ瞬間、ビクンッと彼女の身体がハネ上がった。

 これは感じている証拠だろう。「痛かった?」なんて野暮な質問はせず、そのまま乳首いじりを継続した。

 10分以上はディープキスしていただろうか。あまりにも気持ち良くて、キスだけで射精感が高まっていく。

 もっとキスしていたかったが、次のステップに進むことにした。

 今度は、本格的なオッパイ愛撫だ。

 片方の乳首を口に含み、もう片方を指でコリコリ。


「き、気持ちいいです。ショーイチさん」


 いちいち答えていたらきりがないので、K子ちゃんの言葉を無視して愛撫を継続。

 こちらが舌先で乳首を弾くたびに、ビクビクンと良い反応を見せるK子ちゃん。

 これだけ敏感なら、アソコはすでにズブ濡れか? そう思い、乳首をチューチューしながら片手でマンコをまさぐってみる。


ジュプぴちゅぬじゅピチュ。


 予想通り、お漏らししたのではないかと思うほどの濡れ具合。シーツに染みを作っていそうだった。

 マンコがズブ濡れになっていたことを理解した瞬間、


プツン!


 と、理性が吹き飛んでしまった。

 無言で体勢を入れ替え、クンニ開始。

 陰唇をそっと広げ、膣口に舌を挿入してからクリトリスに向かってゆっくりと舐めあげていく。


クーッ、美味い!!


 ほんのわずかに塩味がするマン汁。それは、母なる海を思い起こさせる味だった。

こんなマンコなら3時間どころか、一晩中でも舐めていられるぜ!


 と、ますます気合いが入る。

 マンコ全体を満遍なく舐め、次の愛撫に取り掛かろうとすると、ここでK子ちゃんが大きな声で、


「お願い! ショーイチさん、もう入れて!!」


 と言ってきた。

 クンニを開始してまだ5分と経っていない。まだまだ全然愛し足りない筆者は、K子ちゃんのおねだりを無視しようかと考えた。

 しかし、ふと彼女の顔を見つめると、目にうっすらと涙を浮かべていた。


マ、マジかよ?


 涙目で「入れて」と言われたら、無視なんてできない。


「ゴムを着けるからちょっと待っててね」


 大急ぎでコンドームを装着し、正常位でインサートする。


クーッ、気持ちいいなぁ…。

 

 K子ちゃんは、“入口はきつめで、中はトロットロ”というなかなかの名器だった。

 こんなマンコを相手にいつも通りピストンしてたら、10秒と持たないはず。

 ということで、根元まで挿入した後、K子ちゃんをギュっと抱きしめ、挿入している時間を1秒でも長く思わせるという姑息な作戦を決行した。

 姑息と言ってみたものの、実は挿入中に抱擁されることを喜ぶ女性も多い。K子ちゃんもそうだったようで、両腕を筆者の背中に回して抱きついてきた。


はぁぁぁぁ、ボカァ、幸せだなぁ…。


 久しぶりに若大将ハイになってしまった。思わず「君と一緒にいるときが一番幸せなんだ」と口走ってしまいそうになる。


シトッ!


 気づくと、K子ちゃんの肌がぴったりと密着している感覚があった。たいして汗ばんでもいないのに、吸い付いてくるような感触だ。

 これぞ、もち肌というやつだろう。色白のもち肌女性が大好物な筆者は、このまま抱擁を続けているだけで射精してしまいそうだった。

 こうなったら、正直に伝えるしかない。


「K子ちゃん! 俺、もうダメ」

「え?」

「幸せで、気持ち良くて、もう我慢できないよ」

「嬉しい。私も幸せです」

「2回目はもっと頑張るから、このままイクよ」

「はい。ショーイチさん。来て」


 ディープキスしながら腰をゆっくり2往復したところで、思いのたけをブチ撒けた。


ふぅ。


 射精後も腰の動きを止めずにディープキスを続けていると、数分後、萎みかけていた愚息はギンギンに硬くなった。

このまま抜かずの2発も余裕でいけそうだ。


 しかし、コンドーム着用のままでは危険だった。というのも、筆者のザーメン量は一般的な男性より遥かに多く、ピストン中に膣内にザーメンがこぼれてしまうのだ。

 泣く泣くチンコを引き抜き、ゴムを外して処理を開始した。


「ね、ショーイチさん」

「うん?」

「私もご奉仕したいです」

「ありがとう」

「おちんちん舐めていいですか?」

「それじゃあ、軽くシャワー浴びてくるね」

「え? どうしてですか?」

「ほら、ゴムのローションとかザーメンで匂いがついてるからさ」

「そんなの気にしません」

「あ、ありがとう。それじゃあ、俺もK子ちゃんのマンコをもっと舐めたいから、シックスナインにしようか?」

「は、はい」

 

 残り少なくなった歯磨き粉のチューブを絞りだすかのように残り汁を出し切った後、筆者が下になる形でシックスナイン開始。


「す、すごい! ショーイチさんのって、こんなに大きくて硬かったんですね」


 嬉しいことを言ってくれるK子ちゃん。お世辞ではなく、彼女の性経験の少なさからそう感じたのだろう。


「K子ちゃんのマンコもすごく綺麗で美味しいよ」


 そう言いながら、膣口に舌を挿入。同時に下唇を力いっぱい突き出し、クリトリスをゆっくりと舐めあげる。フワフワで柔らかい尻肉を揉みしだきながら、だ。

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 K子ちゃんはマンコを舐められながらフェラすることに慣れておらず、度々中断した。

 本気でフェラされたらすぐに発射しそうだったので、こちらとしてはちょうどよかった。


ピチュピチュ、レロレりリュ、プチュクチュ、じゅぴっちゅ。


 無言で互いの性器を舐めあう。長年愛し合ったカップルが、言葉を使わずに愛情を表現しているようなシックスナインだ。

 そんなシックスナインを10分くらい続けていたところで、ついにその時がやってきた。


「ショーイチさん、わ、私、イキそう…」


 フェラしていた口を離し、泣きそうな声でそう伝えてくるK子ちゃん。顔を見ることはできなかったが、さっきと同じように涙ぐんでいるのかもしれない。

 返事する代わりに、舌と唇と指の動きを速めてみる。すると、K子ちゃんはすぐに反応した。


「イ、イッ、イッちゃうぅぅぅぅぅぅ!」


 まだまだ舐め足りなかった筆者は、“それがどうした?”と言わんばかりに、彼女がイッた後もお構いなしにクンニを続けた。


「や、やだ、またイッちゃいそう! アソコがおかしくなっちゃいますぅぅ」


 無視して舐めたいところだったが、安心してもらうべく、話しかけた。


「怖がらないでイッていいんだよ。おしっこが漏れても、絶対に嫌いにならないからね」

「あ、ありがとうショーイチさん。だ、大好き」


ん? 大好きとな!?


 普段言われ慣れていない言葉だったので、聞き返してもう一度言わせたくなった。だが、それも野暮だ。“俺も大好きだよ”と心の中で告げながら、その思いを舌先で表現する。


「あぁぁ、もうダメッ! イッちゃうぅぅぅぅ!」


 K子ちゃんが二度イッたのを確認してから、クンニの速度を緩める。このまま高速クンニ一辺倒だと、マンコの感触が鈍くなってしまうからだ。

 その後も強弱を織り交ぜ、数回ほど彼女をイカすことに成功した。


「お、お願い。ショーイチさん、もう入れて」

「まだまだ愛したりないよ。もっとK子ちゃんを愛したいんだ」

「で、でも、ショーイチさんのおちんちんでもイキたいです」


プツン!


 本日二度目のプツン。こんなこと言われたら、黙って従うしかない。

 シックスナインを中断し、大急ぎでコンドームを装着。またもや正常位で合体した。

 今度は上半身を起こし、挿入角度をアレコレ変えながらK子ちゃんのスイートスポットを探っていく。そのピストンの途中で、


「キ、キスして」


 と、涙目で筆者をまっすぐに見つめ、おねだりしてくるK子ちゃん。


このおねだり上手め!


 1回戦同様、上半身を密着させ、ディープキスしながらのピストン。

 両手両足を筆者の背中でクロスさせ、逃すまいとしてくるK子ちゃん。まるで肉食動物に捕えられた獲物の気分だ。


はぁぁぁぁぁ、ぼ、ボカァ、幸せだなぁぁぁ…。


 またもや若大将ハイに突入。こうなると、脳内麻薬のせいで発射の前兆が分からなくなってしまう。


ドピュっ!


 超低速ピストンの最中、最初の1ドピュが出てしまった。


ドピュりゅるりゅりゅりゅ。


 残りのザーメンをせき止めることなんて、できるはずがない。そのままヒリ出しながら、「イクよ」と告げるのが精一杯だった。


ふぅ。


 こうして、2回戦も早漏発射でフィニッシュすることになった。

 しばし余韻を味わってからチンコを引き抜き、後処理を始める。


「ゴメンね、K子ちゃん」

「え?」

「挿入じゃイケなかったでしょ?」

「謝らないでください。すごく、すごく幸せでした」

「俺も同じだよ」

「えっ?」

「ずっと幸せだなぁって思いながら愛してたんだよ」

「う、嬉しい」

「する前から分かってたんだけど、やっぱり俺たちって相性がいいのかもね」

「はい! こんなに気持ち良くて幸せなエッチは初めてでした」

「そう言ってもらえて安心したよ」


 コンドームをゴミ箱に捨てるついでに時刻を確認すると、16時20分だった。

 K子ちゃんとなら後2回くらいは愛し合えそうだったが、そろそろタイムリミットだ。


「K子ちゃん。もっと愛し合いたいけど、そろそろ時間だよ」

「えっ? もうですか?」

「うん。40分後には新宿駅に着いていないと駄目だよ」

「わ、分かりました…」


 そう言った途端、うつむいてしまうK子ちゃん。よく見ると、肩が小刻みに震えていた。


もしかして泣いてるのか!?


 目の前で女性に泣かれた経験などほとんどなく、どう対応すればいいのか分からなかった。

 いつもはよく動く舌も、凍り付いてしまう。

 なんて言葉をかければいいのだろう。

 頭の中で言葉を探していると、ここでようやくK子ちゃんが顔を上げてくれた。


「ショーイチさん。これからも、たまにでいいので会ってくれますか?」

「もっちろんだよ。K子ちゃんさえよければ、明日にだって会いたいよ」

「ほ、本当ですか?」

「K子ちゃん、もう分かってるよね。今日はK子ちゃんの前で一度も嘘をついてないよ。心の底からそう思ってるんだよ」


 そう伝えると、またもやK子ちゃんはうつむき、「う、嬉しい…」とひと言。

 また放置するしかないのか…。だが、これ以上時間をかけていたら、彼女が長男を迎えに行く時間に遅れてしまう。


「ほら、いつでも会えるんだから安心して。さぁ、シャワーを浴びてきなよ」

「は、はい」


 泣き顔を見せたくないのか、K子ちゃんは顔を背けながら浴室に駆け込んだ。

 その後、ホテルを出て新宿駅に向かう。


「ショーイチさん」

「ん? どうかした?」

「て、手をつないでもいいですか?」


嗚呼、なんて可愛らしいお願いなんだ!


 しかし、彼女は人妻だ。新宿という場所柄、どこで知り合いに見られるか分かったものではない。


「俺もつなぎたいけど…。もし知り合いに見られたら大変でしょ?」

「は、はい…」


 またもやうつむいてしまうK子ちゃん。このまま歩くのは非常に危険だ。仕方なく道の端に移動し、止まって説得する。


「今度会うときは、大きなマスクとかサングラスを持ってくるといいよ」

「え?」

「そうしたら、堂々と手をつないで歩けるよ」

「わ、分かりました!」


 涙で瞳をウルウルさせながらそう答えるK子ちゃん。もしかしたら、彼女は感受性が豊かすぎるのかもしれない。だが、それがどうした! セックスの相性の良さの前では、チンカスほどの些細なことだ。

 駅の改札口まで彼女を見送った後、バスで帰宅すべく停留所に向かう筆者。

 バスに乗り込んだところで、携帯にメールが届いた。


———————–
ショーイチさん。今日は本当にありがとう。

こんなに幸せな気持ちにしてもらえて、感謝しかありません。

本当は明日にでもまたお会いしたいのですが、延長保育をそう何回もできないのです。

またタイミングを見て連絡させてもらいます。

ショーイチさん、大好き(ハート)
———————–


 確かに、何度も延長保育してたら、料金も加算されていくので旦那に不審がられてしまうのは間違いない。彼女なりに自制するしかないのだろう。

 今回のデートは大成功だと言えるが、これから先も彼女が旦那とのエッチで恐怖を感じてしまうことに変わりはなさそうだ。

なんてもどかしいのだろう。


 浮草稼業の筆者は収入が安定せず、月の収入が大卒新入社員の初任給以下になることも珍しくない。こんな状況では、自分ひとりで喰っていくのが精一杯で、とても女房子供を喰わしていくことはできない。K子ちゃんに「旦那と別れて俺と一緒になってくれ」なんて言う資格はこれっぽっちもないのだ。

 だが筆者は、今の人生にひとかけらの後悔もない。もし生まれ変われるとしても、イケメンや金持ちになんてなりたくない。今の所沢ショーイチと寸分違わぬ人生を送りたいと思っている。

 なんにせよ、またひとりセフレになってくれそうな女性と出会えたわけだ。K子ちゃんとの関係が今後どうなっていくのかは分からないが、今はただ、この幸せを噛みしめていたいと思った。

(文=所沢ショーイチ)

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