そこからさらに西に向かって歩き、銀座のはずれ「銀座ナイン」の入る高速道路の高架から、新橋側へと続くJRの高架下にアダルトショップを見つけた。しかし、そこはすでに港区になっているのだった。
日本橋～銀座と約６時間歩いて分かったのは、もっとも風俗色が強い場所は、東京駅の真ん前ということ。そして、中央区と隣接する区との境界にある繁華街の外側には妖しい店はあるが、中央区側にはないという法則だった。
さらに、かつて六本木がそうであったように、銀座にはSMバーがひっそり浸透中であるということ。日本橋の某ハプバーのような店も、口コミを頼りに探せば、きっと見つかるに違いない。
ちなみに、銀座に一番近い店舗型ヘルスは、新橋駅前の路地にある学園系の「H」である。銀座で飲んだ後は新橋へ、日本橋なら神田へというのが、中央区の夜遊びのセオリーと言えそうだ。
（取材・文＝松本雷太）
■【風俗23区】バックナンバー
第1回：池袋・東口：歌舞伎町や渋谷ほど怖くない、親しみやすい風俗激戦区の今
第3回：中央区日本橋で風俗店探し