風俗嬢たちの愚痴


2.清潔感のないお客さんの愚痴

 本強客の愚痴に次いで多いのが、清潔感のないお客さんについてである。

 異常に体臭が臭い、ペニスにチンカスが付いている、プレイ前にシャワーを浴びないなど、女性が触れるのをためらってしまうレベルの不衛生なお客さんは、結構な頻度でお店を利用する。

 実際に触ったり舐めたりして接客する女性からすれば、これ以上ない拷問だ。

 また、デリヘルならではの話でいえば、自宅に派遣されたはいいがゴミ屋敷のような家で、足の踏み場もないくらいの汚さだったというケースもある。

 こうした清潔感のないお客さんというのは、キャストの愚痴のネタになりやすい。

 無精ひげが汚かった、口が臭かった、爪が汚れているなどの細かい部分が目についただけでも愚痴にされることもあるので、清潔感を保つのは非常に重要なことだと言えるだろう。


3.変態的なお客さんの愚痴

 何かしらのコンセプト店(ドM専門、痴漢専門、赤ちゃんプレイ専門など)であれば、それに応じたプレイを楽しむことに何ら問題はないが、通常の素人店などでそうしたプレイを求めてしまうと、キャストのネタにされる。


「この間、赤ちゃんプレイせがまれたんだけどマジきもい(笑)」

「私の客が、引くレベルのドM過ぎてヤバイ」

「痴漢プレイとか意味わかんないしダルい」


 私が勤めていたのは一般的な素人店で、そんな言葉がよく飛び交っていた。

 私たちスタッフの耳にその情報が入ってしまうため、その客から電話が掛かってくる度に


「赤ちゃんプレイ野郎から電話来たぞー(笑)」


 なんて冗談を言い合うこともあった。

 こだわりのプレイがあるのなら、それを専門とするお店で楽しんだ方が絶対にいいはずだ。

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