【元デリヘル店長の回想録】超仲の良かったFカップギャルキャストと一線を越えてしまった話

【キララの容姿と性格】

 ギャルっぽい見た目で、そういった意味で好き嫌いは分かれるだろうが、もともとのルックス自体は万人受けする可愛さのキララ。

 身長は150cmほどで、モデルのような“イイ女感”はないが、小柄だからこその愛らしさがあって「可愛い」が際立つ。

 そんな小さくて細い体に似つかわしくないFカップの巨乳が、彼女最大の武器。服の上からでも分かるくらいにプルンプルン揺れる柔らかそうなバストは、巨乳好きである私を興奮させるのに十分過ぎるものだ。

 性格は、一言でいうと猫っぽかった。仕事に対する意識も、高い方ではなかった。

 自分の好きな時に出勤し、好きなタイミングで帰るのが彼女のやり方で、特にお客さんからのクレームはなかったが、逆に本指名というのもなかった。

 「普通に接客して普通に稼ぐ」というのがキララのモットーらしい。

 ウチの店は集団の待機場なのだが、キララは他の女性キャストとは会話せず、一人でいることが多かった。

 そんなキララと仲良くなったのは、半年以上前のことだった。店長からキララの管理を任されて連絡先を交換してから、なんだか仕事抜きで意気投合し、プライベートでも遊ぶようになった。

 私は彼女に対して、おそらく恋心に近い感情を持ってしまっていた。

 

【いつものように遊んだ帰り】


 ある日のこと。次の日が休みということもあり、私とキララは24時間営業の居酒屋で酒をあおっていた。

 いい感じに酔いが回り、そろそろ帰ろうかという時にキララが


「あっ! 家の鍵、事務所に忘れた!」


 と唐突に叫んだ。


「マジか。ちょっと遠いけど、事務所に取りに帰る?」

「それはダルいなぁ」

「ダルいってアンタ(笑)。じゃあ、どうするの?」

「ラブホ泊まるかなぁ」

 ラブホという言葉に、思わずドキッとした。

 仕事で聞きなれているのに、プライベートだとこんなにも聞こえ方が違うものなのか。


「あっ! そういえば、この間の賭けの焼肉ってまだだったよね」

「お、おう…」

「じゃあ内容変更で、一緒にホテル泊まろう!」

「うぇっ!?」


 思わず変な声が出た。


「さっ、早く行こ!」


 彼女に急かされるまま、ラブホテルに向かった。

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