――いきなりだけど、ハーフじゃないんだよね?
まおり:はい。お客様にもよく言われますけど、ハーフじゃありません。
――そう言われるのって、嬉しいのかな?
まおり:はい。誉め言葉だと受け止めていますので。
――まおりチャンを繰り返し指名するお客さんって、高身長フェチが多いのかな?
まおり:どうでしょう? はっきりそう言ってくださるお客様はいませんけど…。
――そうかぁ。そのスタイルを維持するのは大変でしょ? 食事制限とかしてるの?
まおり:いいえ。私、食べるのが大好きなんです。
――えっ?
まおり:自炊もしているんですけど、いつもご飯をおかわりしていて、家族や友達にも呆れられていたんです。
――その体で大食いなんだ?
まおり:はい。
――それなのに太らないって、おかしくない?
まおり:一応、週に数回ほどジムに通ってます。
――すごいなぁ。週に数回のジム通いでそのスタイルを維持できるなんて、羨ましいよ。
まおり:フフフ、ありがとうございます。
――よく見たら、細いだけじゃなくて筋肉が締まっていて、アスリート系のボディなんだね。
まおり:ジムではヒップアップとウエスト周りを中心に鍛えてるんですけど、そのおかげかもしれませんね。
――ちょうどいいバランスだと思うよ。筋肉ムキムキになりすぎると色気がなくなっちゃうけど、まおりチャンには女性らしい色気もあるからね。
まおり:フフ、褒めるのが上手ですね。
――え? こんなの褒めたうちに入らないよ。俺が本気でまおりチャンを褒めだしたら、3時間以上は余裕で褒め続けられるからね。
まおり:もう、本当ですかぁ?
――うん!
まおりチャンは最初こそ緊張しているようだったが、徐々に打ち解けてきた。会話の合間に時折見せてくれる笑顔もキュートで、胸がキュンキュンしてしまった。