【風俗嬢と体の関係~ルナの場合~】
一週間の内でもっとも夜の街が賑わう土曜日の晩。
店内はバタバタと忙しく、電話や従業員たちの声が鳴り響く。
「なにもこんな日に面接に来なくてもいいのになぁ…」
猫の手も借りたいほど忙しいこの時間帯に、ルナは面接にやってきた。
いつもならば週末の面接はお断りして、日曜日の晩や週明けにお願いするのだが、今回は特別だ。
「どうぞ、座って」
「失礼致します」
女性のわりに身長が高く、スラリとした立ち姿は、まるでモデルの様。
綺麗なブラウン色の髪には緩くパーマがかけられ、整った顔立ちをより美しく引き立たせていた。
体のラインが出るぴったりとした服で、スタイルの良さは一目瞭然だった。
街中ですれ違えば、無意識に目で追ってしまうほどの容姿に、私は思わずゴクリと喉を鳴らした。
実は、これが今回特別に面接をOKした理由。突然面接したいと求人メールに応募してきた彼女は、驚くほど容姿のレベルが高かったのだ。
「実は、今いるお店よりも高いお給料が欲しくて…」
「なるほど、それでエステからヘルスに」
ルナは回春エステで働いており、そこでも十分人気のキャストなのだが、給料の単価に満足していないらしい。
最近では回春エステもM性感も、一般的なヘルスと変わらないくらいの単価があるが、うちはそうした平均的なお店よりも、給料は少し高め。
ヘルスサービス自体には抵抗がないということで、ここへ面接に来たとのことだった。
「エステ店で案内しているお客様も、きっとこっちのお店に呼べると思います!」
「すごいね、そんなに本指名もらってたんだ」
「皆さんいい人ばかりですので…。雇っていただければ、必ずお店にも貢献できると思います。ぜひ、よろしくお願い致します!」
ルックスもスタイルも、そして仕事もこなせる女性を雇うなんて…、
願ってもないことですよ!!
もちろん、即採用。ヘルスは初めての経験ということだったので、講習の約束もばっちり取り付ける。
講習の実行は明日、日曜日の夕方からということになった。
風俗のテクニックで何が好きですか? フェラや手コキの人も多いでしょうが、断然“素股”という人も少なくないハズ。ところが、そんな風俗必須のテクニックが苦手という女のコがいます。彼女はいったいどうやって人気嬢の座を獲得したんでしょうか。