【面接で明らかになる二人の性格】
姉は茶髪のアキ、妹は黒髪のナツ。
見た目は似ているものの、性格まで同じではないようで、二人の特徴が徐々に明らかになっていく。
「セックスとかそういう行為は好きな方?」
アキ「大好きです!」
ナツ「こっちからしてあげるのは不得意かも…」
「フェラは得意かな?」
アキ「めっちゃ得意ですし、好きですね」
ナツ「あまりしたことなくて…」
どうやらアキとナツには男性経験自体に差があるようで、それはアキの方が圧倒的に豊富そうであった。
ハキハキとした喋り方や人当たりの良さから見るに、接客業の経験者だろう。
妹のナツはどちらかというと内向的な性格らしく、面接中も常に目線を落としたままで私と目を合わせない。
だがこうした性格の子ほど、ベットではイジメ甲斐があるというものだ。
そんな二人だが、ただ唯一、はっきりと意見が一致した質問があった。
「ちなみに姉妹で3Pとかってできる?」
「無理です」「無理です」
答えを用意していたのではないかと思うほど即答で、即決。
姉妹プレイとか絶対売れるのになぁ…と残念に思いながら面接を進める。
そして、この辺りから私のいつもの悪い癖が出始めてしまう。
「話を聞くかぎり、二人ともまだお客さんの前に出られるか分からないレベルだから、講習を受けてもらうね」
アキ「わかりました!」
ナツ「は、はい…」
講習なんてほぼ義務付けられていない。
求人の情報にも“講習はありません!』と明記しているのにもかかわらず、私はさも講習が当たり前かのように話を進める。要するに、
ただの私利私欲だ。
「とりあえず、二人とも採用させてもらうから。まず今日のところはアキちゃんから講習ね。で、明日はナツちゃんの講習ってことで」
スタッフに声を掛けて送迎用の車を準備させる。
妹のナツを講習が終わるまで待たせるわけにはいかないので、先に帰してやった。
「さっ、それじゃ行こうか」
「はい!」
私はアキを連れて、近くのラブホテルへと向かった。