そして、一番意外だったのは、沖縄の宮古島の取材でした。
ちょんの間旅館があるとは聞いていたんですが、もちろん、そんな看板を出してるわけじゃないので、ジモティー以外にはわからない。
ひょっとしたら、ジモティーすらもわからないんじゃ?
その旅館を教えてくれたのは、なんと、食堂のおばちゃんでした。
歩き疲れてビールでも飲もうと入った食堂のおばちゃんと世間話し、それとなく聞いてみたのです。
「宮古にも新町(ちょんの間)みたいなところってあるの?」
「あるさー! ウチの前の旅館もそうだし、あそこの路地はいったとこにも1軒、あっちにも1軒、あそこにも1軒。でも、若くてもみんな40歳くらいさー(笑)」
と、妙に詳しい。
「おばちゃん、よく知ってるね」
「当たり前さー、おばちゃんが毎日お弁当届けてるんさー(笑)」
仕事中とはいえ、ビールも飲んでみるもんですな。