俺が目を丸くしていると、「どうしたの？ そんなに変わった？」と彼女が言ってくる。俺は「別人だよ」と正直に答えた。すると彼女は、「ふふ」と人を見下したように笑う。この妖しい笑顔に圧倒されてしまった。
しかし、エッチが好きなところは変わっていないようで、会って早々、「今夜は帰さないから♪」と言われる。俺は「お、おう」と戸惑いながら心の中でガッツポーズした。
食事中、激変のワケを聞く。すると彼女は「愛人やってんだよね」とあっさり打ち明けた。
そこそこ有名な企業のお偉いさんの愛人らしい。都内の一等地にあるマンションの一室を与えられ、クレジットカードは使い放題だとか。日頃から「女を磨け」的なことを言われるそうで、高級なアイテムを買いあさり、ジムに通ってカラダを鍛えているという。
何不自由ない生活を送っているみたいだが、不満もあるよう。昔から彼女は「ビッチ」を自称するほどエッチが好きなタイプだが、愛人契約を結ぶ男とは夜の営みがほとんどないのだという。
愛人でありながらセックスをしないとは…そんな話があるのかと不思議に思ったが、男は彼女のことをアクセサリー的に考えているのかもしれない。金持ちの道楽というやつだろうか。
ともかく、彼女はエッチがしたくてたまらなかったらしい。そんなときに俺が「いいね」をしたというわけだ。
食事を終え、ほろ酔い気分で彼女がとってくれたホテルの部屋へ。ここもかなり豪華な部屋で、バスルームなどは3つもあった。
とりあえず風呂に入ると、すぐに彼女がやってくる。久々に見た彼女の裸体は、鍛えているというだけあって、以前と比べものにならないほど引き締まって美しかった。