着いたのは、さびれた商店街を抜けた先にあるアパートみたいな建物。その2階に上がって一番奥の玄関の前まで行くと、おっさんは「お金は女のコに渡して」と去っていった。
部屋に入るといきなり障子があり、それを開けるとキャミソールにパンティという格好の女性がいた。彼女は布団の上で煙草をぷかぷか吸っていて、その妖しげな雰囲気と部屋が狭いことに俺は驚いた。
それから女は煙草を消し、「はい」と手を出してくる。お金のことだと思い、おっさんの言っていた金額を渡す。女はそれを受け取ると枕元の巾着袋にしまい、「よいしょ」と言いながら横になって、面倒くさそうにパンティを脱いだ。
女は「ちゃんとつけてよ」とコンドームをこちらに放り投げ、股を開く。どうやらさっそく挿入タイムらしい。俺もとりあえず服を脱いだが、息子は臨戦態勢ではない。それを見た女は、「ふう」とタメ息をつきながら俺の息子を触ってきた。
情緒もへったくりもない状況だが、悲しいかな女性に刺激されたことで息子は元気に。そのまま挿入し、ヘコヘコと腰を動かしていると気分が高まってきて、最終的には大量発射となった。
ホテルに帰る途中、おっさんとすれ違う。しかし、「お前、誰？」という顔で無視された。そのとき、なんだか無性に寂しかったのを今でも覚えている。
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