Aの奥さんは黙ってうつむいたまま。俺は奥さんの気持ちが一番大事だと思い、それをAに伝える。するとAの奥さんは、「よろしくお願いします」と俺を見つめてきた。
このとき奥さんをよく見ると驚くほどの美女で、かなり焦った。しかも奥さんはかなり積極的なようで、俺の手をいきなり握ってくる。そして、「いつでもいいのでウチに来てください」と言ってきた。
彼女の必死な眼差しに異様に興奮し、俺はつい「はい…」と答えてしまった。
それから数週間後、Aから連絡があった。
「いつまで待たせるんですか?」
少し荒っぽい口調で、俺は「やばい」と思った。そしてすぐに身支度を整え、Aの家へ向かった。
家に着くとすぐさまAにリビングに招き入れられ、「どうするんですか?」と迫られる。俺が返事に窮していると、Aに「あんだけやりたいって言ってたでしょ」と厳しい口調で言われた。
確かに俺はセックスがしたい。もはや誰でもいいと思えるほど飢えている。そんな俺にとってAの奥さんは女神のような存在なのかもしれない…。俺はAに「任せてほしい」と伝え、奥さんがいるという寝室に行った。
すでに奥さんはベッドの中にいた。俺の顔を見た彼女は少し微笑み、顔を伏せる。俺はジャケットを脱いでベッドに入った。