しじみ:すごい業界が好きなんだね。
戸田ゆりあ:自分の居場所だと思ってるんで。
しじみ:あと、ガチの近親相姦モノやりたいって言ってなかった? あれはガチなの!?
戸田ゆりあ:ガチです! 父親は無理なので母親とヤリたいです!!
しじみ:おぉ…。じゃあ、次は家族の話聞きたい。結構、壮絶な生い立ちなんだよね。
戸田ゆりあ:本当は公表するつもりなかったんだけど、ある監督から「知った上で応援してくれる人を得た方がいいんじゃない?」って言われて、そうかなと思ったので。
しじみ:確かに私も俄然応援したくなったよ! お父さんが酒乱でDVで、小さい頃から殴られて育ったんだよね…お父さんは何してる人なの?
戸田ゆりあ:お母さんの“ヒモ”です。
しじみ:すごいね…。じゃあ、すごいイケメンとか?
戸田ゆりあ:全然。ハゲてます。だから、母親はどこが好きなんだろうって謎です。言葉の暴力も酷くて「こっち見んな」とか「笑い顔がブス」とか「お前は酔ってゴム付けそびれてできた子だから、俺の酒好きに感謝しろ」とか、今思い出しても悔しいこといっぱい言われました。
しじみ:酷いね。そういう経験が男性観に影響及ぼしたのかな?
戸田ゆりあ:そうですね。昔は男性に対して恐怖心しかなかったです。男性には近寄らない方が安全だと思ってました。でもなぜか男性と一番接する職業を選んでいるという…。
しじみ:やってみてどうだった?
戸田ゆりあ:AVは、男性が唯一優しくてくれる場所。男の人って優しいのかもって思えた場所です。ただそれで最近勘違いしてたことがあって…。
しじみ:勘違い?
戸田ゆりあ:男の人がこの仕事で優しくしてくれるのって“ビジネス ライク”で、本当の優しさではないんだなって。別にみんな優しくしてくれてるとは思うんですけど、自分の求めてる優しさじゃないなって。
しじみ:何かあったの?
戸田ゆりあ:今までは撮影で男性とセックスをすることで、体が繋がって心も繋がってるって勘違いしてたんです。でも「お前は、本当の繋がりを誰彼構わず求めてる」って指摘されて…。
しじみ:そんなこと指摘する人いるんだ(笑)。心の繋がりを求めるセックスはダメなのかな?
戸田ゆりあ:まぁ、体の繋がり=心の繋がりじゃないっていうのは、何となく自分の中でも納得したので。
しじみ:そっか。
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