「昭和レトロ」がブームのようです。今の若い人たちは知らない時代のはずなのに、“ノスタルジー”という憧れに浸って妄想を楽しむのでしょうか。
風俗ライターとして“懐かしくいい時代だった”と筆者が思い耽るのは、平成になった20世紀と21世紀のはざまの時代。ヘルス黄金期とでもいうのでしょうか、コンビニの書棚には風俗雑誌が溢れ、“フードル”と呼ばれる看板風俗嬢がグラビアで惜しげもなく素肌を晒していました。
それからしばらく経った2005年を境に、無届け営業だった多くの風俗店は軒並み潰され、店舗型風俗の黄金期は終わりを告げたのでした。
そんな中、上野の仲町通りに、ひっそりとこっそりと、キャバクラビルの中で営業しているイメクラがあったんです。2008年くらいまで目立たないようにやっていましたが、その店が筆者のお気に入りでした。
痴漢電車のイメクラで、電車を模した部屋にアイマスク・女子校制服姿の女のコが数人いて、順番に痴漢をして女のコの肌感や反応を確認してから指名して遊ぶという、お楽しみが何倍にも広がる店でした。
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