【ピンク色の怪しい光の個室】
個室が並ぶエリアに通されると、そこは怪しいピンク色の光がついていた。
おばちゃんの対応でほぼ失われた「エロいなにか」に対する期待感がもどってくる。
「部屋の準備をするからここに座って待ってて」
嬢から指示されてソファーに腰掛けて待つ。
このときマッサージ嬢はふたりいた。
さっきから気になっていた胸元ざっくりTシャツのスタイル抜群の女の子と、もうひとりは小柄な女の子。
どちらもかわいいが、胸元ざっくりの方がタイプだ。
どっちがどっちにつくんだろう…。
指名のシステムはないみたいだ。
大学生「ぼく、ちょっとトイレいってきます!」
大学生が席を外した。彼がトイレから戻らないうちに、女の子たちがそれぞれ準備のため担当する部屋へと入っていく。
ぼくは吸い寄せられるように、好みのタイプの方の女の子の部屋に入ってしまった。
これでマッサージ嬢の組み合わせは決まり。
大人気ないことをしてしまい、彼には申し訳ない。
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