その結果、無事に合格することができました。しかし、そこで大きな不安が生まれます。僕が大学に入ると彼女と同じ学校に通うことになるわけですが、それを考えると「もし学校で会ったらどうしよう…」と勝手に心配してしまったんです。
もっと平たく言うと、僕は彼女に恋をしていました。なので、学校で会うのが照れ臭かったんです。
そこで僕は、「学校で会っても無視してもらって構わない」ということを彼女に伝えました。どうせ無視されるのなら、こっちから先手を打っておいた方がダメージも少ないと考えたんです。
しかし、彼女からは意外な反応が。
「なんでそんなこと言うの?」
「せっかく一緒の学校に行けるのに」
「これからは生徒同士なんだから、仲良くしたかった」
などと言ってくれたのです。
それから、
「〇〇くんのこと好きだよ」
とも…。これを聞いた瞬間、僕は自分でも顔が真っ赤になっているのがわかるほど体中が熱くなりました。
その後のことはよく覚えていませんが、とにかく入学した後に会う約束をしました。