また、愛人教授が抱える愛人のひとりとしてゲスト登場した壇蜜（36）も存在感を発揮。特に、劇中で見せたカウガールコスプレは色気がある上に可愛らしかった。壇蜜のコスプレというと、彼女のキャラ性ゆえか「しっとり・セクシー・大人」といったイメージもあるが、今回のような「コケティッシュ・アクティブ」な姿も大いにアリといった感じだ。
さて、第2話のラストでは、偽デート中の田斉＆詠美が田斉の妻・美和子（渡辺舞／28）とニアミスした『フリンジマン』。第3話でもスリリングなシーンが期待できそうだが、ひとつ気になるポイントがある。原作では、美和子の顔や姿が詳細に描かれることはなかったが、ドラマではそれがはっきり表現されているのだ。
原作の美和子は、登場キャラクターとしての存在感が乏しく、それゆえ読み手も「妻を裏切って愛人を作る」ということに罪悪感を覚えないで済んでいた（田斉本人には罪悪感があるように描かれているが）。だが、ドラマでは、第1話から美和子の顔がしっかりと見えているし、セリフもある。第2話では、原作にはなかった“田斉の背広からタクシーのレシートを見つけ、彼女が不審がる”というシーンも描かれた。夫婦間が悲劇的なものになってしまうと、愛人作りに奮起するダメ男3人のコメディーも素直に笑えなくなってしまわないだろうか。ドラマの行方とあわせて、原作からの改変がどんなカタチになるのか、今夜放送の第3話以降も楽しみにしたい。